2007年02月28日

あの日に返りたい

児童書ブームの再来が自分にやってきた。

新しいものを開拓するのではなく、子どもの頃に読んだ本をもう一度読みたいという欲求である。
絵本もいいが、今は何となく小学校中〜高学年向けの、字の多い読み物にひかれる。

思いつく限り挙げていたら、結構な数になった。
以下、タイトルの羅列が延々と続くのみです。
お暇な方だけどうぞ…。



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ニックネーム 三森紘子 at 22:07| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記とか

2007年02月27日

もう、夢中 〜森絵都「DIVE!!」上・下

ダイブ
「少年はその一瞬を待っていた。」という一文で始まる。
風を読み、時をはかり、断崖絶壁から、鳥のように海面へと飛翔する少年。
物陰からそれを見つめ、「見つけた……」「まちがいない。この子だわ」と呟く一人の女。


…ベ、ベッタベタ!
いかにもな冒頭シーンに、血が騒がない者がいようか。
誤解のないように慌てて付け加えるが、決してけなしているわけではありません。
筆力のない人間が書けば途端に陳腐になってしまいそうだが、森絵都が書いているので問題ない。
それは物語全体にも言えることで、王道で、スポ根(死語?)で、真っ正直に青春なこのお話を、読者の期待を裏切ることなく、いやいや期待以上に描き切ってくれている。


高さ10メートルの飛び込み台から時速60キロでダイブして、わずか1.4秒の空中演技の正確さと美しさを競う飛び込み競技。(裏表紙あらすじより)
知名度も低く、自分との孤独な闘いを強いられるこの競技に魅了された中高生の少年たちが、奇才の女コーチや周りの人たちに時には反発し、時には支えられながら、オリンピック出場を目指す。

「ダイヤモンドの瞳」を持つ無心の天才、知季。
飛び込み界をしょって立つ、筋金入りのサラブレッド要一。
津軽の海で培われた、豪快で美しいダイブをする飛沫(しぶき)。
この3人が、三者三様の持味を生かして、勝つために、クラブを存続させるために、何かをつかむために、自分自身のために、飛ぶ。


3人ともそれぞれ魅力的なので、誰かお気に入りを1人選ぶのは難しい。
この3人以外でなら、レイジかなあ。
あと、息子の要一に対して常にコーチの立場を崩さずにいた敬介さんが、父親の顔に戻っちゃうシーンが大好き!

特に下巻の後半部分、決勝戦での息をもつかせず繰り広げられる展開は、見事としか言い様がない。
目まぐるしく変わる視点、先の予想がつかない序盤の滑り出し、それぞれの「FINAL STAGE」の緊迫感と震えが来るほど強烈なカタルシス。
何なんでしょう!すばらしすぎる!!


…ちょっと興奮しすぎた。
アドレナリンがスゲーぜ(「今日から俺は!」)。
この小説には我を忘れさせる何かがある。

端々にあるちょっとニヤッとするような日常の描写も面白い。
決勝戦で出てくるライバルたちも、描写が少ないながらいい味出している。
で、またこれも、ラストがすごくいいのです。
映画でいうと、笑顔でエンドロールに突入する感じだ。
口元に笑みを浮かべつつ本を閉じる。

老若男女すべての人に、全力でオススメします。
ニックネーム 三森紘子 at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 活字・た行

2007年02月26日

明るい学び舎若人我ら 〜よしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」1〜3巻

フラワー
「試し読み歓迎」の1巻を本屋で立ち読みして、とっても面白かったので買った漫画。


転校生の春太郎が一応主人公として据えてあるが、まわりの人たちにもそれぞれスポットが当てられながら学校生活は進む。
いかにも漫画チックなキャラの立った人も出てくるが、休み時間の他愛ないおしゃべりや、イベント時のテンション上がる感じとかは、「あったなぁこんなこと」もしくは「こんな高校生活送りたかったなぁ」と、郷愁を誘われる。

恋愛が主軸ではないというのも成功していると思う。(一部では不倫したり教師と生徒でデキたりしてますが)

他の作品でもそうなんだろうけど、よしながさんは日々生活していくということを、とても愛しているんだなと思う。
食事のシーンが多く出てくるのもそのせいなんじゃないかな。
というか食べ物が本当に美味しそうなので、空腹時は非常に困る。

2巻の最後、ハル太とさくらの姉弟喧嘩のエピソードがすごく印象的だった。
綺麗事じゃない、人間の生身の感情を描いている。
それらをのみこみながら、続いていく日常。
喧嘩した次の朝のシーンが、またすごい。
こういう風にはなかなか描けないんじゃないかと思う。

友達と初めて放課後ショッピングする武田さんの話や、ずぼらな性格を悩む坂井さんの話とかがお気に入り。
文化祭のクラス劇で、「この牝豚」という台詞を言って悦に入る真島には大笑いした。(それにキレて思わず「ふにゃチン野郎が」と返す武田さんにも)


よしながふみの絵は、それほど好みというわけではないけれど、笑顔の表情は好きだ。
あと、擬音などの描き文字がどれも同じなのが、もったいない!といつも思ってしまう。
せっかく面白いのに、もうちょっと凝ってみたらもっといいのになぁ…と。

磯西ちゃんの作ったパブロバを食べてみたいよう。
あと、武田さんの描いた漫画をちゃんと読ませてほしい。オマケページとかに一話ぶんぐらい載せてくれないかなぁ。
ニックネーム 三森紘子 at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・は行

2007年02月25日

最近のほん 2月25日

今日は久しぶりに大阪に遊びに行ってきた。
芝居を観るためにである。
最近はやる気のないメイクが毎日続いていたので、気合い入れてめかしこみました。
がんばって化粧した日の方が、やっぱり覚醒度が高い気がする。
眠くても目が覚める気がする。
戦闘モードというわけか。



最近読んだ本


・D・キッサン「共鳴せよ!私立轟高校図書委員会」1巻

日本初?図書委員会フューチャー漫画!…らしい。
図書委員の面々が出てくる4コマ(たまにストーリー)漫画。
いいなー、図書委員…ブッカー貼りをやってみたかった。

久仁也が一番いい!顔は怖いが「気は優しくて力持ち」の典型だ!浮世離れしてるとこもラブ。
次点は、真面目で堅物で、しかし拭いきれないヘタレ感のある青山(趣味は詩作)。
面白かったのが、「いきなり12人くらい弟できねーかなぁ……」と妄想する隠れオタクの蝶子さん(美人)。そんなにいらんわ!
あと、小さいコマの中に背景をしっかり書いてあるのがすごいと思う。


・椎名高志「絶対可憐チルドレン」8巻

ナウシカネタがふたたび…。おキヌちゃんもやってたなあ。
兵部の顔がどんどんあやうい感じになっていってる気がする。
好きな顔じゃないんだけど、素通りできないというかなんつーか。
作者さんとしては、兵部の顔は描きやすいのか、それとも描きにくいのか、気になる。


・「トッキュー!!」5〜11巻

前に「!」を一つ付け忘れて表記していました。すみません…
引き続き漫画喫茶で読んだ。
絵が良くて話が良くて、そんな漫画を読まない手はないだろ!
作画の方は女性だったのか。何であんな自画像なんだ…。
ヒロインの心理とかにリアリティーがあるなと思っていたので、納得。

8巻ぐらいでようやく気付いたのだが(遅っ!)、真田さんは片目だけが二重なんですねえ。
惚れ直すわ。設定細かいなー。


・藤沢周平「隠し剣 秋風抄」

「武士の一分」の原作、「盲目剣谺返し」が収録されているので読んでみたのだが、この味わいを完全に理解するには私はまだ幼すぎるようだ。
十年後くらいに読み返してみたいと思う。
とはいえ、剣客小説は言ってみればヒーロー小説なので、男が惚れるかっこいい男が毎回出てくる。
女の扱いがちょっとぞんざいなのはしょうがないかな。
「偏屈剣蟇ノ舌」のような、ベタだけど救いのあるラストが好みです。


・山岸凉子「舞姫テレプシコーラ」〜4巻

うひー、面白くなってきたー。
千花ちゃんのまわりで不穏な空気が。4巻の時点でははっきりしてないけど、これはやっぱりアレだよな…。あぁ心臓に悪い。
面白いんだけど、先を読むのがちょっと怖い。
いつ決定的なことが起こってしまうのかと思うと…。
でも読んでしまうんだろうな。
ニックネーム 三森紘子 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろ簡易感想

2007年02月24日

アフタヌーンしがつごう。

アフタ4月
うっとり。

「蟲師」はもちろんストーリーも素敵なのだが、一番素敵なのはカラーの一枚絵だと私は思う。
今号の表紙といい最新巻の表紙といい、いつまでも眺めていても飽きない素晴らしい絵だなぁ。

そんな漆原友紀さんの画集が出るそうで…
ほほほ、欲しい。
でも4800円か…完全受注生産かぁ……うーーーん。



今月の「おおきく振りかぶって」感想


5回戦、美丞大狭山高校との試合が開始。
勝ち進んできた西浦も相手校に研究され始め、序盤は雲行きの怪しい展開となった。
どうなるんだ〜。予想がつかん。
いまだかつてないピンチがやってくるのか。

冒頭、阿部に自分の気持ちを伝えようとする三橋の描写が1〜2ページぐらい続くのだが、こういう風にコマを使って台詞や表情を丁寧に描いてくれるのが、本当に好き。
読む人によっては、「ちんたらやっててうざったい」と思うかもしれないけど。

予備校をサボって、こっそり試合を観にきている和さん。
「……あそこに いるのは オレのはずだったのに!」
というモノローグが最高です…!
何で和さんのことがこんなに気になるんだろうか。
両頬のえくぼ(?)がなんか好きだ。

美丞の選手たち。
まだ顔と名前は一致していないが、仲良さそうで、みんな笑顔が弾けてていいなあ。
監督も若いから、同じユニフォームだと球児と同化してるよ。

実況の解説をやらされている美丞OBさんと西浦教頭先生。
あがりすぎて聞かれたことのおうむ返ししかできてなくて笑った。
かわいいなーこのおっちゃん二人。
ホームラン入ったときの顔とか、むっちゃかわいい。

「瞬間リラックス法」(ジャンケン勝った方が負けた方をくすぐって笑かす)って…三橋何ちゅう声出してるんだ。
泉もやっぱり緊張してたりするんだ。全然そんなふうに見えないけど。

この先は阿部がキーマンになるのかな。
攻略されかかってるしな…。


アニメの画像が新たにちらっと紹介されていた。
「オレ田島!サードで四番だった」と名乗りをあげる田島(たぶん)とか、モモカンから紹介される阿部と栄口(たぶん)とか、ノック上げようとしてるモモカン(たぶん)とか。
アニメ絵もだいぶ見慣れてきたかも。

他のキャストもいろいろ決まってきたみたい。
泉の役の人だけ名前を知ってるが、他はわかんない…



その他感想


・宙のまにまに
新キャラの人々がかわいい。
長いスカートの制服が新鮮。
でもまだ得体がしれない感じでちょっとコワイ。


・カラスヤサトシ
えっと、今回一番好きだったのは、立てても立てても誰かが倒れるガシャポン達に対し、カラスヤ氏が「いいかげんにしろよお前ら…… オレかて別れたくないよ!」と泣きながら言ってるコマです。


・呪姫
怖いのでいつも飛ばし読みしていたが、読んでみたら面白い。
火詠がいいキャラしてる。
足を触ってるシーンはちょっとドキドキした。

・江古田ちゃん
扉絵の「江古田奴」素敵!
コマの隅に、ミカンと灰皿を並べて、それぞれ「ビタミンC摂取」「ビタミンC破壊」と書いてあるのがツボだった。


・ミミア姫
おばあちゃんのおシワいっぱいの笑顔を見て泣きそうになった。


・ムスコはオヤジ(別冊付録四季賞ポータブル)
前号の受賞者発表の記事を見たときはアホかと思ったけど、結構面白い。
と思ったけど、後半どんどん尻すぼみになっていって、残念だった。
前半は嫌いじゃないんだけど(下ネタだけど)。



アフタヌーンを熟読しようとすると、時間がかかるかかる。
人から借りている帯ギュとテレプシコーラと、久々に自分で買った小説がまだ読めていない。
ニックネーム 三森紘子 at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | おお振りアフタヌーン感想

2007年02月23日

今日のできごと 〜唄女編

うちの会社の応接室の戸棚の奥には、「花より男子」が置いてある。
結婚退職した先輩の置き土産だ。
昼休憩がたまたま一人だったりする時には、それを読みながらゴハンを食べたりする。

…しかし、中途半端な巻しかないのですよ。
15巻とか、20巻とか。
先輩、どうして自分のお気に入りの巻しか買わないのですか?
続きが読みたくなったりしないのですか?
私は生殺し状態です。



CD屋さんでテンションあがりつつ、椎名林檎×斉藤ネコ「平成風俗」を買った。

初回盤は、十文字に開く限定パッケージ仕様。
開封したときは「わぁ☆」となったけど、普段使いにはちょっとじゃまくさいかな…
猫の写真がかわいい☆

好きな曲を勝手に順位付けしようと思ったのだが、やばい一番とか選べない。
本の感想を書くよりも音楽の感想を書くのは難しいな…。
あんまりやめとこう。

すべて斉藤ネコが編曲しているので、オーケストラっぽかったりジャズっぽかったりなアレンジになっているのかな?(音楽に詳しくないので断言できない)
ピアノとか、バイオリンとかトランペットの音色が好きなので、聴いててすごい盛り上がった。

一曲めの「ギャンブル」が、「つかみはオッケイ!」な感じでかなり好きだ。
一度発表されている曲だが、アレンジが変わると雰囲気もガラッと変わって面白い。
今回はすでに発表されている曲のアレンジバージョンが多かった。
好きなのばかりだったので、違うバージョンで聴けてうれしいなあ。

でも、これらが映画音楽としてどうなのかは疑問かも…
映画の筋を追うよりも、林檎ちゃんの声ばっかり聴いてしまいそうで。
声無しのインストの方がいいような気がするが…。

「第一回林檎判大会の模様」(DVD)も同時に買ったのだが、まだ観てません。
プレーヤーがないから。
ううう、はよ観たい。
漫画喫茶に行けばプレーヤーはあるのだが、しかし、実家に帰ればただで観れるのだが、しかし…
いや、いい加減に買えという話なのだが、しかし…


これから、「僕らの音楽」で林檎ちゃんとイチローが対談するらしい。観なきゃ。
ニックネーム 三森紘子 at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記とか

2007年02月22日

アクセス解析やってみた

自分のためだけにひっそりと始めたこのブログですが、思った以上にたくさんの方が訪れてくださっているようで、うれしい限りです。
(でも、たくさんといってもたかが知れてます。何しろ1日に10人見てくれたら大したもんだと思っていた程なので)
他のブログ様でよく、アクセス解析を紹介していらっしゃるのを見て、何だか楽しそうなので私もやってみました。



【検索ワードベスト3】


●「君に届け」「椎名軽穂」関連

やっぱりダントツで多いです。今かなり旬な作品だというのがわかります。
ページごとのアクセス数もトップページに次いで多いです。
すいません、大した感想書いてなくて・・・。


●「ひぐちアサ」「おおきく振りかぶって」「ヤサシイワタシ」関連

ひぐちさんの漫画の感想を書くためにこのブログを始めたようなものです。
明日はアフタヌーンの早売りを買えるかなぁ。


●「あおい坂高校」「最強!都立あおい坂高校野球部」関連

これも多いです。「あお高」「最強都立」「あおい坂」等、検索語句のバラつきがありました。


他には、「Landreaall」「風が強く吹いている」なんかがちらほら目立ちました。
漫画・小説のタイトルでの検索が圧倒的に多いです。まあ、本のことばっかり書いているので当然でしょう。



【その他、個人的に気になった検索ワード】


●「可愛かったドラえもん」
今は可愛くないということでしょうか。

●「ルノワールVSセザンヌ」「スーパー印象派バトル」「なめられペリー」「ジャージの聖徳太子」「聖徳太子(ノーパン)」
ギャグマンガ日和同志よ・・・。

●「うすた京介の顔」
単行本とかで、結構露出されていますよ。なかなか男前だと私は思います。

●「イケメンの肉体美」
この語句で検索された方は、期待はずれだったと思います。

●「女らんま」
かわいいですよね。

●「とくへい」
「武士の一分」の登場人物です。
アカデミー最優秀助演男優賞受賞、おめでとうございます!!

●「えろい」
すいません。

●「なるとえろ漫画」
すいません。
でもナルトの話なんて一回も書いてないと思うが・・・。

●「マスターベーションくらい」
どういう意図で検索したんだろう・・・。
望月花梨「純粋培養閲覧図」に登場する台詞の一部です。きっと期待はずれだったことでしょう。申し訳ないです。

●「制服を盗」
だからどういう意図で・・・。
これも望月花梨の漫画です。



思ったとおり、これはなかなか楽しいぞ。
でも結構手間がかかるなぁ。

文章を書くときに、ひとりよがりにならないようにというのを一番心がけているつもりです。(成功しているかどうかはともかく・・・)
続けられる限り続けていこうと思いますので、もし少しでも気に入っていただけたなら、これからも当ブログをよろしくお願いいたします。
ニックネーム 三森紘子 at 14:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記とか

2007年02月21日

転がりながら読んだ 〜寺嶋裕二「ダイヤのA」1〜4巻

ダイヤの
昨日感想を書いた、「本の元の穴の中」と全く逆の買い方をしたのがこれだ。
最近本屋や書評などでよく紹介されているので、気になってはいたのだが、表紙がいまいちピンとこなくて、ずっと読まずにいた。
でも、「気になるものには手を出しとけ!」と思い直して、買ってみた。食わず嫌いは損するだけだし。

そしたらやっぱり面白いじゃないですか!熱い!!
あんまり熱い漫画を読むと人は転がり回るものなのか。
読みながら部屋で一人で転がった。ラブコメを読んでときめく乙男のように転がった。
(※「ダイヤのA」はラブコメではありません)


田舎の中学野球部で仲間と楽しく、でも本気で全国を目指していた沢村栄純が、スカウトされて入学した名門・青道高校でエースを目指すお話。
天性の身体能力と素質を買われて入ったはいいが、当然すぐに一軍入りできるはずもない。
指導者のいない田舎で自己流に野球をやっていた沢村は、テクニカル面では素人に近い。
ライバルとしのぎを削り合い、先輩に学びながら、少しずつだが確実に前進していく沢村の姿が描かれる。


まず、1巻のいきなり8ページ目で号泣する沢村を見て、一気に好きになりました。
この冒頭のところで、主人公がどんな人物であるのかを端的に示し、なおかつ読者に魅力を感じさせていて、漫画の描き方が巧いなぁと思った。

沢村のライバルとなる一年・降谷は、ものすごい剛速球の持ち主で、ちょっと天然。
プロフィールの最後のところに、「明るく誰とでも話せる沢村が少しだけうらやましい」とあるのを見て、彼のことも一気に好きになった。

4巻が一番転がり度が高かった。
クリス先輩が格好良すぎる!
野球ができることの喜びと興奮が伝わってきて、転がると同時にニコニコしてしまった。
うん、クリス先輩が大声を出すシーンは、何度読んでもニッコリする。

テーマも描き方も直球で、わかりにくい部分がなく、万人が楽しめる作品になっていると思う。
だからといって、薄っぺらい内容では断じてない。
これだから漫画読みはやめられないんだよな〜。
ニックネーム 三森紘子 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・た行

2007年02月20日

天乃タカ「本の元の穴の中」1巻を読んだ。

穴の中
完全に表紙買いでした。
世の中には表紙「だけ」が素敵な本というのがあり、そこだけで選ぶと失敗してしまうこともあるのだが、これは結構当たりだった。

覚えにくいタイトルだけど、今のハヤリに流されてない感じがして、嫌いじゃないです。


この作品の中の世界では、里が本を所有することは禁じられており、本は「本処(げんしょ)」と呼ばれるところに集められている。
そこから本を持ち出し、人々に貸して回るのが「貸本屋」という生業の者である。

里の皆から鬼っ子だと疎外されていた少年キイチは、本から具現化したものを仕舞う力を持つ、元太郎という貸本屋に出会う。
胸を張って生きるため、自分(鬼)のことを知るために、キイチは元太郎についていくことを決める。
同じく元太郎と旅を共にしている、本から出てきた女の子ハナや、「天守」(護衛みたいなもの?)のモリという男も一緒に、本処を目指すのだが…。


…これであらすじ合ってるかなあ。
この世界独特の用語が多々あり、作中で説明がされているものもあるが、はっきりとした世界観やルールはまだ提示されていない。
でも、それが読むときの障害になるわけではなく、むしろ興味がわいて先を知りたくなる。

キイチやハナから見ると元太郎は大人だが、保護者然としていないというか、完璧な大人じゃないところが良いと思う。
いろいろ間違えたりもするし、成長していくキャラっぽい。
着物+外套+帽子とかのコンボが大好きなので、元太郎さんの姿は非常に好き。

キイチとハナは、もうちょっと子どもの可愛らしさが出たらもっといいのにと個人的には思う。
もしかしたらタカさんは子どもを描くのが得意じゃないのかな。
コマによってはすごく良かったりするんだけど…(って何様だ。偉そうですいません)

元太郎の過去や目的は何なのか、ハナはどこから来たのか、モリは何者なのか、1巻ではまだ全然明かされていない。
ここからどう展開させていくか、というのでこの作品の面白さが決まりそう。
とりあえず、続きが気になるので続巻が出たら買おうと思う。
ニックネーム 三森紘子 at 22:19| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画・ま行

2007年02月19日

今日のもくひょう


今日の目標は、早く寝ることです。

明日の目標は、早く起きることです。


こんなとこで宣言しないと守れない意志の弱さよ。
ニックネーム 三森紘子 at 19:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記とか

2007年02月18日

今日のできごと 〜一芸編

昨日の休みは、なんだかんだで一歩も外に出ないで過ごしたのだが、
「私に引きこもりはムリ」
ということがわかった。
言葉を発することがなく、自分がどんどんつまらない人間に思え、体を動かさないために頭の動きも鈍くなり…
今朝の会社への道のりが、すごく楽しかったという(いつもならありえん)。

実家にいたときは、一日中家にいても、引きこもってる感じにはならなかった。
何しろ、離れやトイレに行くたびに外に出なきゃいけない平屋建て暮らしだったので。
外気に触れないというのは、精神衛生上非常によくないですね。

かといって、アウトドア派では全くないのだが。
やっぱり、外に出るからこそインドア空間を楽しむことができるんだなと思った。

あ、でも、本屋と図書館と庭園がついてる家だったら、ぜひ引きこもりたい。



さっき、R-1ぐらんぷりを遅ればせながら観たが、最後はなかなかドラマティックだったな〜。
徳井さんとなだぎさんが同点一位で、決戦投票によりなだぎさんがグランプリを獲得してた。

なだぎさんはほんとに面白かった。一番爆笑した。
自分に合うネタをよくわかってらっしゃる感じがして、キャラがハマっていて、言うことなかった。
徳井さんもすごかった。あんなに男前なのにキモキャラになれるというのはすごい。

全体的に頭のいいネタが多かったなーと思う。
お笑いの人ってつくづく頭がいい。
バカリズムのネタとかは特に、頭の回転が早くないと無理だろうな。

最下位の大輪教授は残念でしたが、これから認知され始めたらどーんといくんじゃないでしょうか。もうちょっと観客にうけて欲しかった。
友近の西尾一男シリーズがもっと見たい。

しかし…M-1にくらべると、明らかに規模が小さいですね。いいんだけど。
同じくらい派手にやってもいいのに。
ピン芸人の地位はまだそんなに高くないのだろうか。
ニックネーム 三森紘子 at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記とか

2007年02月17日

恋です 〜雁須磨子「のはらのはらの」

のはらの
私はBL漫画というものに今でも偏見を持っている。と思う。
すなわち、BL=意味もなくエロい漫画という偏見である。
だって本屋に並ぶそれ系の漫画は、表紙からしてすごいじゃないですか。
確かにエロいのもいっぱいあると思うんだが、この定義は間違ってるんだろうなーとも思う。
そう思えたのは、今市子の漫画と、それから雁須磨子の「のはらのはらの」を読んでからのことだ。


これを見かけたのはヴィレッジバンガードの一角でだった。
表紙の色使いがかわいかったのと、ツーショット絵に拒否反応を起こさなかったのと、帯のコメントで羽海野チカが絶賛していたので、買ってみた。
家に帰って読んでみた。

すさまじくときめいた。

え、このときめきは何?何なんだ?
何回も読み返してみたけれど、ときめきの正体をうまく言語化して説明できない。


話としては、特に目新しいこともない。
主人公が、先輩に出会って恋をする。仲良くなる。
うっかり告白してしまう。最初は同情半分でつきあってもらうが、そのうち本当に両思いになって、おしまい。
(ちなみにエログロ描写はございません)
ライバルの横槍とか、表立った障害は出てこない。
問題となるのは、彼らが男同士だということひとつ、つまりお互いの気持ちひとつである。

この作者さん独特の、間の取り方やモノローグとセリフの多さがなんだか心地よい。
主人公のぐるぐる考えすぎて挙動がおかしくなるところ、
先輩と会って浮かれた直後「俺今日なんか超みっともなくなかったか?」と自己嫌悪におちいるところ、
向かい合ってコーヒー飲んでるときに突如「恋だ 恋 です」と気付いてしまうところ、
「そろそろ敬語やめたらおまえ」「はは」という会話で終わるラスト、
とかが本当に好きだ。理由はわからないが。

ああ、たぶんこれは恋だ。
キャラクターに、というより、この作品自体に私は恋をしてしまったんだ。
だって、こんなに考えても好きな理由がわからないんだもの。
そんで、読み終わったあとにどうしたらいいかわかんなくなるんだもの。

我ながら気色悪い。でも、こういうことってあるんだなぁ。

「恋する漫画」と「愛する漫画」とでは、微妙にちがう気がする。
どちらの漫画も、これからもどんどん増えていくといいな!
ニックネーム 三森紘子 at 22:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・な行

2007年02月16日

日曜日名人になりたい。 〜杉浦さやか「わたしの日曜日」

日曜日
イラストレーターの杉浦さやかさん、ファンです。
ほどよい乙女チックさ、気張りすぎてないファッションやカルチャー、眺めているだけでほんとに楽しい。


この本は、日曜日のいろんな過ごし方をイラストと文章でつづってあるものだ。
「これがいい」「こうしましょう」と読者に押しつける感じでなく、「私はこういうのが好きなんです☆よかったら貴方もいかがですか?」というスタンスで書いてある。

私は彼女の本を読んでいると、なんだかムラムラしてくる。
「文化系女子欲」とでも呼べばいいのか、それがいやがおうにも高まってくるのです。
そして、ここに書いてあることを実践したくてたまらなくなる。

「たんすのこやしを探せ」「スクラップのすすめ」「たのしい封筒作り」あたりなら、すぐにでも実践できる。
「お花見の朝」「フリーマーケットに出店」「髪を切りに行く日」などは、ちょっと準備が必要。
「空色の棚」「2泊3日のアジア旅」「引っ越し大作戦」になると、さらに気合いがいる。

実際、これを読んだあとにポスターや雑誌の切り抜きを使って封筒を作ったことがある。
結局何にも使ってないが、作っているときは至福の時間だった。
早朝のお花見もいっぺんやってみたい。

なんというか、彼女の世界は間口が広いと思う。
好きだという人なら、何歳でも入っていけるし、男の人でも入っていける。


そして、杉浦さんによる「理想の日曜日」とは、こうである。

「午前中に掃除、洗濯をして」、「公園を通り抜け」、「友人と行きつけのラーメン屋さんで昼ごはんを食べ」る。
「大型書店や古本屋をはしごして」、「遠回りして、玉川上水沿いの土の道を通ってうちへ帰る」。
「買った本を読んで、だらしなくTVを見て」、「あっという間に一日が終わっちゃう」。

素晴らしい!
なかなかこうはいかないけど…こういう一日の過ごし方が許される生活をしたい。
だいたい「やっちゃった」感のほうが強く残るしなあ。


同じ角川文庫から、「お散歩ブック」「絵てがみブック」といったシリーズも出ているが、どれも負けず劣らず「文化系女子欲」を誘発する一品。
今日もムラムラしてきたので、「キャンドルの灯りで入浴」をやろうと思う。
ニックネーム 三森紘子 at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 活字・わ行

2007年02月15日

野球と騎士と相棒と

14日は、チョコをもらった男性社員さんにみんなでおすそわけしてもらった(自分のあげたやつ含む)。
おいしかった〜。
来年からも、こうしましょう!
所詮義理なんだし、みんなで食べた方が楽しいですよ☆

今日は、というか今日も、漫画喫茶で漫画を読んできた。
平日は空いてて良いな。

よんだほん↓


・「ラストイニング」〜12巻まで

これから!というところで終わってる。早く続きが出ないかなー。
高校時代のポッポがかわいかった。
あと、女子マネの子(あ…名前忘れた)は、最初はいらんとか思ってたけど、だんだんいい味出してきた。好き。

試合のあたりとか、もっとじっくり読み込みたかったな。
買えばよかった。
でももう漫画喫茶で読んじゃったし、さらにお金出して買うのはなあ…


・「椿ナイトクラブ」1〜3巻

何となく読んだんだけど…、茜ちゃんめっちゃかわいいこれ…。
男とは違う別の生き物なんだ、きっと。だから一人だけ○首にトーン貼ってあるんだ…きっとそうだ…
眉根が上がってるから、女の子にも見えないし。(表紙では下がってるけど。五十六もやたらかっこいいし)
しかし、ヒロインの名前が「五十六(いそろく)」って…すごいな!

一番笑ったのが、「バンコラン」のネタ。


・「トッキュー!」1〜4巻

あるんなら早く言ってよもー!ちょっとしか読めなかったじゃないか。
これはまず絵がとってもいいなあ。
主人公兵悟のまっすぐな目に求心力があって、表紙映えする。
真田さんの機械っぽいストイックな造形もいい。
兵悟のバディの人(しまった!名前忘れた)が、ちょっと気になる。
こういう、必要以上に美形じゃない「縁の下の力持ち」的なキャラクターに弱いのだ…。
さらに気も優しかったらなお良い。

私は海に潜るのは怖いし津波も怖いし近づきたくないので、完全に自分と関係ないお話として読んでいる。
そうでもなきゃ、船が浸水とか転覆とか、怖すぎるから!


3時間なんて、読んでるとすぐに過ぎてしまう。
でも、漫画ばっかり読んでもいられないし。せっかくの休みにやることはいっぱいあるし。
短時間ずつこまめに通うのか、日を決めて1日じゅうどっぷり入り浸るのか、どっちの方がいいんだろう…。
あー、もうこんな時間だ。休日が終わってしまう…。
ニックネーム 三森紘子 at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろ簡易感想

2007年02月13日

最近のほん 2月13日

百貨店のお菓子売り場がすごいことになっていた。
こんな間際になって買いに行くのが悪いんだが…。
たくさんありすぎて、自分が食べるわけじゃないから適当でいいのに、どれを選んだらいいのか迷う。

ついでに自分用にも買いたいけど…こんな小さな小箱で500円もするようなチョコ、自分のために買えるかい!
コンビニの一箱198円のチョコレート菓子でさえ、買うのに熟考しているというのに。
誰か私に友チョコをくれー(覚えたての言葉を使いたいだけ)。



〈最近読んだ本〉

・河合克敏「帯をギュッとね!」1〜15巻まで

会社の人から絶賛借り出し中。
柔道漫画なのに、あまり汗臭いにおいがしない。
スタイリッシュでおしゃれな絵柄。
でも面白いな〜。どんどん読んでしまう。
巻末の読者投稿イラストのページも、なめるように読んでしまう。

杉とシゲルとミッタンあたりの、扱いがひどくないか…?
一コマで負けてたりとか、かわいそうすぎる。
このあと活躍してほしいが…。


・竹内元紀「仕切るの?春日部さん」2巻

なんで私はこれを買っているのか、わからない。
強いていうなら、連載一回めの雑誌掲載時の、下半身パンツ一丁で「スカート忘れたー!」といってる春日部さんにやられたからなのだろうか。

1巻でそれを見て満足したはずなのに、なぜか今になって2巻を買ってしまった。
最近3巻も出た。
いつか3巻も買ってしまうんだろうか。


・ジョージ朝倉「溺れるナイフ」5巻

今日買った。
いつのまにやらもう5巻か…。
ジョージ朝倉の漫画では、こういうヒリヒリするのよりも、おバカで一途で暴走気味の読み切りラブストーリーとかの方が好きなんだけど、とりあえず全部持ってたいので、全部買っている。
絵がどんどんすごくなっていくなぁ。

コウちゃんの如何ともしがたい色気に説得力がある。
みんながコウちゃんを好きになるのがわかるよ。
後半でカナちゃんがすごくかわいくなったのにびっくり。
ニックネーム 三森紘子 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろ簡易感想

2007年02月12日

「淫婦」という言葉が登場する少女漫画 〜岡田あーみん「ルナティック雑技団」全3巻

ルナティック
岡田あーみんの漫画で最も有名だと思われる「お父さんは心配症」の頃は、私はまだりぼんっ子ではなかった。
その後の、忍者漫画「こいつら100%伝説」や、この「ルナティック雑技団」が連載されていた頃、リアルにりぼんを読んでいた。

「ルナティック雑技団」……ルナティックという、一見可愛らしい字面だが「狂気の」という意味を持つ言葉が、この漫画を的確に表していてよいタイトルだと思う。

まずこの作品は、ギャグではあるがいたって王道のラブコメストーリー漫画である。
主人公の星野夢実は、ひょんなことから同級生の天湖森夜の家に下宿することになる。
森夜はその類い稀なる美しさから、全校生徒の憧れの的であり、同時に誰もが近づくことのできない孤高の存在であった。
そんな彼と一緒に住めるなんて!と浮かれる夢実だったが…。

という、イタキスばり(か…?)の同居ラブコメな設定でスタートする。
でもまあ、そこはあーみん先生なので普通にお話が展開するはずもなく、エキセントリックすぎる人たちが暴れ回る中で、夢実と森夜の関係は少しずつ親密になっていくのである。

エキセントリックの筆頭が当の天湖森夜で、彼は自分が「嫌われ者だからみんな近づいてこない」と思っているし、鳥と観葉植物しか友達がいないし、近眼のため凝視するたびに相手を視線で射殺しているのに自覚がない。
そして、そんな天湖くんが絵的表現として「本当にかっこいい」というのがポイントだろう。
脚が長いよ。上着の裾から股上が見えないよ。
夢実と一緒に「きゅううん」となります。

脇を固めるのは、息子の森夜命なあまり暴走しまくるマダムゆり子、森夜と人気を二分する(でもちょっと負けてる)学園のアイドルにして恋のライバルでもある愛咲ルイ、森夜を好きなのに素直になれないお嬢様・成金(なりがね)薫子さん、その執事にして無表情の下から破壊的なギャグを繰り出す黒川さんなどなど、一口では語れない。
あ、あと、最初はかっこよく登場したのにすぐ変態の仲間入りをしたミスターXも忘れてはいけない。

だが、3巻になるとギャグ要素はぐっと少なくなり(それでも結構あるけど)、最終話はなんとオチなしだ。
あーみんはこの作品でしっかり少女漫画をやっている。
ルイが恋心を殺して夢実を送り出すシーンなどはぐっときたし。
読み切り番外編(薫子が主人公)のラストも切なくていい。
こてこてだが、それだからこそときめく。

この人にしか描けない強烈なギャグと、王道の甘酸っぱい青春ラブコメとが同時に味わえる、なかなかお得な一品で、あーみん作品の中じゃ私は一番好きだ。
ニックネーム 三森紘子 at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・ら行

2007年02月11日

森絵都「風に舞いあがるビニールシート」を読んだ。

ビニールシート
図書館で予約していたのがやっと回ってきた。
確か、何かの賞をとったんだっけ?
だから予約数が多くて、なかなか読めなかった。

もともと、森絵都は児童文学でデビューをした人だ。
私が初めて読んだ森作品は、飛び込みを題材にした「DIVE!!」だった。(今度読み返したときに感想を書こう)
その真正面な面白さに虜になった。
それから何冊か他の作品も読んだのだが、初めて一般を対象にして書かれた「永遠の出口」がこれまた良かった。
そんなこんなで、すっかり森絵都のファンになった次第である。


「風に舞いあがるビニールシート」は、バラエティに富んだ6つの話が収められた短編集。
目のつけどころがすごいなと思った。
いろんなことに興味があって、いろんなことを書こうとしているんだな。
うん。やっぱすごい。
何というか、この人は才能を計りかねるところがある。

特に、「守護神」と「ジェネレーションX」が面白かった。
「ジェネレーションX」の方は、最後のところで思わずにんまりしてしまう。
浦沢直樹あたりに漫画化してみてもらいたい。

わかりやすい、根本的な救済はないが、どの作品も何かを感じさせるラストが描かれている。
それは希望と呼べるものではないだろうかと思う。

実家の居間で家族とテレビとか観ながら細切れに読んじゃったので、しまったもったいない読み方した…と思ったが、それでも面白かった。
よし、まだ未読の「カラフル」や「リズム」なんかも今度借りに行こう。
ニックネーム 三森紘子 at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 活字・か行

2007年02月10日

少年たちの昼と夜 〜恩田陸「ネバーランド」

ネバーランド
恩田陸の文章は何度もたくさん読んでいるから、しっくり来すぎて、自分の血肉になりすぎていて、逆に鼻についたりしてきたのだが、やっぱり何度も読んでしまう。ああ。

ずいぶん前にドラマ化もされているこの「ネバーランド」は、タイトルの示すとおり、お話の中には存在しているけれど現実にはどこにも存在しないような、「架空の国(第七章のタイトル)」の物語である。
冬休み中の名門男子校の寮が舞台で、居残り組の3人+1人の高校生が過ごす七日間を描いた、学園小説。

あとがきでも触れられているが、確かに彼らはさわやかすぎる!
猥談も申し訳程度にしかしないし、酒やタバコはやってるけど、女が持ってる幻想の中の男子高校生って感じだ。
でも、それがいいっす。
名作漫画「トーマの心臓」を目指して書かれたそうだから、当然か。
死んだ同級生の幽霊が出るとかいうくだり、確かにトーマを彷彿とさせる。

ミステリ風味が入っているのでそのあたりも読んでいて楽しい。
カードで負けたら「告白」か「実行」かを選ぶ「告白ゲーム」をやったり、「告白の中に一つだけ嘘を混ぜること」というルールを作ったりと、それなりに緊迫した心理戦もあって、どきどきしつつ読みました。

それぞれの少年たちの、学校では隠していた陰の部分や秘密が露呈していくのだが、昼ドラみたいなドロドロしたことが起こっているのに、読後感はさわやかである。
寮という特殊な空間、しかも冬休みという非日常の中で語られるからだろうか。

料理上手な光浩がいるおかげで、今回も「木曜組曲」同様に食事シーンが美味しそう。


ドラマも観ていたが、連ドラ用にかなり話をふくらましてあった。
原作では死んでる人やいない人が登場したり、冬の話なのに真夏が舞台になっていたり。
美国(今井翼)がすごいモテモテの設定で、ちょっとなぁ…と思った(翼くんは昔から応援してますが)。
まあまあ面白かったけど、あれはアイドルドラマだったなー。

いま読み返したら、4人のその後を見てみたくなってきた。
ネバーランドを後にし、大人になった彼らの話を恩田先生、書いてくれませんかねー。
ニックネーム 三森紘子 at 18:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 活字・恩田陸

2007年02月09日

心愛しい私の友人 〜緑川ゆき「夏目友人帳」1〜3巻

夏目
2巻の表紙が一番お気に入り

タイムリーに新刊が出たので、夏目友人帳について語ろうっと。


主人公・夏目は妖怪が見えてしまう男子高校生である。
今は亡き祖母・レイコもまた、強力な妖力を持っていた。
夏目は、レイコが妖怪を子分にするため名前を書かせていた「友人帳」を、遺品として持っている。
名前を書かされた妖怪たちは、返してもらおうと次々に夏目の元にやってくる。
そんな妖怪たちから逃げまくっていたある日、夏目は祠に封じてあった強力な妖怪・斑を解放してしまうのだが…


というのが、1話めのあらすじである。
夏目がうっかり封印を解いた妖怪斑――通称ニャンコ先生は、いつもは依代にされていた招き猫の姿をしているのだが、これがとんでもなくラブリーだ。
まるっこい体に短い手足…かまってもらえないときは「つーん」とすねたりもする。
寝るときは「ぷー ぷー」って音たててるし(鼻ちょうちん?)。
かっわいい〜。
本来の形である、強そうな獣の姿もまた麗しい。

夏目のキャラが濃くないぶん、出てくる妖怪たちが個性豊かに暴れている。
不気味だったり、ヘンテコだったり、真剣にコワかったりするが、どの妖怪もどこかユーモラスに可愛く書いてある。
この人の絵はけして上手ではないが、それがかえってあったかみや味わいを出していると思う。
特に、中級妖怪その壱とその弐(一つ目と牛のおばけ)が好き。
一本足の人型妖怪、時雨さまや、傘持ちのアカガネも好き。

基本的には、妖怪と人との触れ合いがいつもテーマになっている。
そもそもは相容れない存在との交感や別れ、そこに生まれるある種の感情や切なさを描くというのは、緑川ゆきの本領発揮じゃなかろうか。
1巻に収録されているツユカミ様の話が一番「くる」。
作者さんはお面を使うのがお好きみたいですが、ここでも効果的だなぁ。


名取が再登場したり、名前しか出てきてない人がいたり、まだもうちょっと続きそう。
夏目がこの先揺らぐのか揺るがないのか、もう一皮むけるのか、気になるところだが、予想としては一皮むけるんじゃないかな?
ストーリー展開ももう一化けしてくれるとうれしいな。
ニックネーム 三森紘子 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・な行

2007年02月08日

今日のできごと 〜羞恥編

今日の仕事。
イレギュラーな変更ばかりで、脳の処理能力が限界を超えた。
「頭がショートした」って、こういう時に使うんだな…。
残業してたら、久々に「最後の一人」になってしまったぜ。

それはそうと、今日上司(女性)に、「三森さん、ちょっと…」と、電話機のそばへ呼ばれた。
な…なんだろう、とドキドキしながら行くと、
「オフィスグリコ(備え付けのお菓子自販機)から好きなのおごるから、これちょっとしゃべってくれない?」
と、何事かが書かれた一枚のメモを渡される。

『はい、○○(社名)です。本日の業務は終了いたしました。お急ぎの場合は…』

…会社の留守電の応答メッセージを、録音し直すことになったらしい。
全力で辞退した。

「いや、ムリムリムリ!ムリですって!」
「いやいや、三森さんは声質が軽いからちょうどいいんやって。お願いやし!」
「勘弁してください!毎晩自分の声が会社中に流れるなんて耐えられません〜!」

どうやら誰もやりたがらなくて、私にもお鉢が回ってきたということらしい。
そんな拷問みたいなこと、やってたまるか…!

自分の作文が学級新聞に載ることすら恥ずかしかった私にとって、人前に出る仕事というのは脅威だ。
芸能人とかモデルとかありえない。(心配しなくてもなれるわけないですが)
作家・芸術家もすごい。
自分の表現したものが色んな人に見られて、ずっと後まで残っていくなんて、恥ずかし死にしそうだ。
才能ある人は、そんなこと気にしないからこその才能なのだろうか。
そうか、だから私は才能がないんだなぁ。

で、結局メッセージの録音は、今日休んでた人に押しつけることに決まった。
ごめんね☆でもよろしく☆



どうでもいい覚え書き
・伊坂幸太郎の新刊が出ていた。読みたい!
・るろうに剣心完全版の新刊の表紙は抜刀斎と巴さんだ。ときめく!
・十年来の友人(既婚)が二度目の妊娠発覚。めでたい!←これはどうでもよくない!
ニックネーム 三森紘子 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記とか

2007年02月07日

「ユメ十夜」を観た。

映画を観るために、わざわざ水曜日(レディースデイ)に休みを申請したりしている。
今日も観てきました。

ななめ前に素敵な老紳士が座っていて、こんな御仁が楽しめるような映画なんだろうかと勝手にドキドキしていたが、結構声を出して笑ってらっしゃった。
よかった。いや、だからどうってことはないんだけど…。
隣の席の人は、眼鏡をかけたり外したり、かけたり外したり、急に前のめりになったり、妙にせわしない人だった。
映画館で隣り合う人というのも、一期一会だなぁ。

以下感想☆




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ニックネーム 三森紘子 at 21:35| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画

2007年02月06日

間池留さんの顔は和む。〜うすた京介「ピューと吹く!ジャガー」12巻

ジャガー
一回読んだときは「こんなもんか」と思ったけど、また後からじわじわ来た。
相変わらず繰り返し読まれるのに強いなあこの漫画は。
というか何だこの表紙?うすた先生が夢で見た光景?

今巻は、久しぶりのかっこいいハマーさんや、「昔のマンガのズッコケポーズ」をするさやかちゃんといったレアな場面がありました。
あと、ハマーとビリーの気色悪い漫才のネタも見れる。
ポギーの曲を聴いて涙するピヨ彦がめっちゃかわいいんだけど。

ジャガーさん、ピヨ彦との間に心の壁ができたらしい。
一体何があったのだ。

ツボに入りまくった言葉が「はりさけハリケーン」。
しかも秘技。しかも「!」マークつき。その実内容は、相手のほっぺたをつねるだけの技である。
はりさけハリケーン!!はりさけハリケーン!!
日常会話で一生使うことなさそうだけど、一度でいいから使ってみたい、はりさけハリケーン!!

この巻で好きな話は、特に好きでもないのにゲーセンとかをうろうろする様がリアルだった第243笛「謎の丸見え研究所」と、ピヨ彦が全コマ通してかわいいという理由だけで選ぶ第259笛「だってウチの学校じゃそう呼んでたから…」の2本です。



1〜11巻の感想はこちら
ニックネーム 三森紘子 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・は行

2007年02月05日

燃えろ!超能力少女 〜椎名高志「絶対可憐チルドレン」1〜7巻

絶チル
買ってしまった。
買うまでが長かったけど、買い始めると一瞬だ。


日本で最高レベルの超能力を持つ3人の美少女(ただし性格に難あり)と、彼女らのお目付け役として日々虐げられる青年・皆本を中心に繰り広げられる、サイキックアクションなコメディー漫画。

個人的には、3巻めくらいからエンジンがかかりだしてきたのかなと思う。
最初の方は、肩に力が入ってる感がちょっとあったけれど。
やっぱり、兵部みたいなキャラクターが出てくると、話がうまく転がり出すねぇ。

オーソドックスなサイコキネシスやテレポートなどはもちろん、数種類の能力を組み合わせた合成能力といったバリエーションもいろいろ登場して、お話づくりはさすが巨匠!という感じで文句なく楽しい。

ダントツで好きなのは、チルドレンの一人の薫だなーやっぱり。
おバカでかわいいし、何よりオヤジ趣味なのがいい。
思春期の少年やおっちゃんが女好き巨乳好きだったとしても驚かないが、10歳の女の子がそうだというのは新鮮だ。
未来のビジョンによれば、自分自身もしっかり巨乳に育つようだし、よかったじゃないかね。
同じチルドレンである葵や紫穂のパンツがチラチラ見えるとうれしいから、わざわざチームの制服をミニスカートにしてもらったり(もちろん自分も率先して穿く)とか…漢だ…

というわけで、この漫画には無意味なパンチラがちょくちょくあるのだが、それでいていやらしさや甘ったるさや下品さが全然ないのは、絵柄ゆえなのか。
萌えるというよりむしろ燃えるパンチラ!好きだなあ。

典型的にモテモテな皆本も、そうなるだけの魅力のある人間として描かれているので、あまり鼻につかなくてよい。
チルドレンたちを、保護者として、人間としてちゃんと大事に思っているところも好感度高い。

あとは、なにげにお笑いキャラのグリシャム大佐がちょっとお気に入りだ。


GS美神みたいに、長く続くのかなー。
どちらにしても、伏線もきっちり回収して、面白いクライマックスを描いてくれそう。
楽しみだなぁ。



えーと、今日の日記のタイトルは自分でもあんまりだと思います。
センスねぇ〜。
ニックネーム 三森紘子 at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・さ行

2007年02月04日

今日のできごと 〜満(漫)喫編

私の行きつけの漫画喫茶には、なんで「ケロロ軍曹」がないの!?「すもももももも」がないの!?あと「トッキュー」も!
やっぱり読みたいものは買わないと読めないのだろうか。
あ!もしかして誰かがちょうど読んでただけか?くそう!


仕方がないので、巷で話題の「乙男(オトメン)」と、新刊何冊か(題名覚えてない)を読んだ。
オトメンは第1話だけ雑誌で立ち読みしたけど、続いてたのか〜。
飛鳥ちゃんは可愛いなあ。
対戦相手の剣道着がほつれているのを見て、「つくろいたい…」と我を忘れるシーンがウケた。
この作者さんは悪性とか新撰組とか、シリアスなイメージがあったけど、こういうコミカルで胸キュンなやつも描けるんだなぁ。


そのあと、「ラストイニング」を読んだ。
お、おもしろーい!と読み進むも、4巻まで読んだところで時間切れに。
最初からこっち読めばよかった。(オトメンは買おうか迷ってたので読めてよかったけど)

高校野球を、監督や外部の人間からの目線で描いた漫画である。
私が実際の高校野球に対して、「それって、なんだかちょっと変じゃないか…?」と思ってたことも題材にされていて、面白い。
高校野球はこうあるべき、と理想を押しつける審判OBに対して、高野連の人が「高校野球はあなたのためにあるんじゃない!」というようなことを言うシーンが印象深かった。
球児たちの姿がどんなにさわやかで輝いていて、観ている私が元気づけられたとしても、彼らは何も私のためにさわやかだったり輝いたりしているわけじゃない、ということだよな。
選手が眉を整えたりソリコミをしているなんて理由で、高野連に「苦情」を言うような大人にはなりたくないよな。

ポッポ監督の策士ぶり(というか、詐欺師ぶり?)は、読んでいてとても引き込まれる。
最近は指導者側にスポットをあてるのが流行っているのかなあ。
ドラゴン桜とか。ドラゴン桜読んだことないけど。


今日は初めて朝のうちに漫画喫茶に行ったけど、朝の方が目が疲れなくていいな。
心なしか店内の照明も若干明るかった気が…。




壬生義士伝(録画)も観ましたが。
一人で観ると、映画館のときよりさらに心置きなく号泣することができて、いい!
TV版は話がはしょられたり、エンドロールが省略されて余韻ぶち壊しになるのが玉に瑕だけど…。

ぬい(中谷美紀)が斎藤(佐藤浩市)にいたずらのようにチュウをしてすぐさま駆けていくかわいらしいシーンや、最後のにぎり飯を差し出す吉村(中井貴一)に、「なんでそれを言わん!食ってしまっただろうが!」とくってかかる斎藤のシーン、名前が出てこないけどちあきの父(三宅裕司)が吉村のためににぎり飯をつくるシーン、などはちゃんと残っていてよかった。

吉村が家族を残して脱藩するくだりは、穏やかな精神状態を保って観ることはできない。
しゃくりあげて呼吸困難になりかけ、「ひぃ」とかいう嗚咽が勝手にもれたり、…一人暮らしでよかったなぁと思った。

中井貴一がいい演技をしやがるからなぁ〜。
それから、佐藤浩市の斎藤一は何度観てもやっぱり素敵だった。


映画を観て気に入った人は、ぜひ浅田次郎の原作も読むといいと思います。
映画では描ききれなかった、吉村という人物とその周辺の人びとについて、もっと掘り下げて堪能することができます。
ただ、公共の場で読むことはあまりおすすめできません。
私は電車の中で一人で泣きそうになっている(というか泣いてる)あぶない人になってしまいました。
ニックネーム 三森紘子 at 19:25| Comment(0) | TrackBack(1) | いろいろ簡易感想

2007年02月03日

今日のできごと 〜丸噛編

最近は、自分で買ったり、人から借りたりで読む漫画がいっぱいあって、うへへうへへな毎日だ。
図書館で予約してる本も確保の通知がきてるし、笑いがとまりませんな。
この上さらに、漫画喫茶に行きたいと考えている私は、きっとまんがの国に住民登録できると思う。


今年の節分は、合計3本太巻きを食べた。
何故かというと、社長が知り合いから買わされたとかで、大量の太巻き寿司が会社に配達されてきたのである。
みんなで手分けして片付けた。

2本は、社内で思いっきり喋りながら食べた。
残りの1本は、部屋で一人でちゃんと北北西を向き、無言でもくもくと食べた。もくもくと。
…のどがつまった。
「ながら食い」に慣れているので、食べることに集中すると、つい早食いになってしまう。
でも、さすがはちょっといい寿司、たいへん美味しかった。

あ、しまった豆を買ってない。
歳の数だけ食べてない。
福を呼べない!



明日はお休みなので、今とても幸福です。
掃除と洗濯して、漫画喫茶に行って、それから録画しておいた「壬生義士伝」を観なければ。
お休みって素晴らしいな。週3ぐらい休みあったらいいのに。
ニックネーム 三森紘子 at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記とか

2007年02月02日

映画「どろろ」を観た。

どろろ
「おうおうおう!」

調子にのってストラップ買ってもらいました。
百鬼丸のもあったけど、こっちの方が大人っぽい色合だったのでどろろの方を選んだ。
840円もしたので、いくらかわいくても自分で買おうとは思わないけど。


父ちゃんがなぜか唐突に「どろろ」を観たいと言い出したので、母ちゃんと私と3人で観に行くことになった。
以下感想。





続きを読む
ニックネーム 三森紘子 at 19:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2007年02月01日

描線の妙の二 〜入江亜季「コダマの谷 王立大学騒乱劇」

コダマの谷
「群青学舎」と同時に発売された、同人誌時代の入江亜季の作品。

「コダマの谷」を読んでから「群青学舎」を読むと、作者さんの筆力がいかに上がったかというのがよくわかる。
とはいえ、「コダマ」の方のシンプルな線も私は結構好きだ。

「群青」は短編集だったが、こちらは続き物のお話である。
あとがきを読んでなるほど!と思ったのだが、ヨーロッパ、とりわけイギリスに対する憧れのイメージをそのまま形にしたような漫画だ。
王立の学校があって、みんな制服の上にはホームズみたいなマントを羽織っていて、男のふりをしてもぐりこむお姫様がいたり。
バスケットにワインと朝食のパンをつめて、2階の窓からロープで引っ張りあげたりするのだ。
うわ、これは子どもの頃に憧れてた。「ロッタちゃん」とか読んで。

主人公のニール・ライダーは、眼鏡を外すと恋に落ちること必定の美形、らしい。
眼鏡のままでもそんだけかっこいいのにあんた。
外したら一体どんなことに?
残念ながら、はっきりと描かれないまま終わってしまいました。
あと、将来美人になるだろうなと思わせるマージ(実際美人になってるし)。
年の差カップル、いい…。


同時収録の「フクちゃん旅また旅」も、かわいい。
これは「ぱふ」という雑誌で連載していたらしい。
懐かしいなぁぱふ。
うしとらと、るろ剣と、なるしまゆりと、おお振りの特集号のときだけ買ってた。
ニックネーム 三森紘子 at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・か行