2007年06月30日

アニメ「おおきく振りかぶって」12話を観た。

ハマちゃん大活躍(?)の第12回です。


・三橋の回想・小学生時代
子どもの声、わざと作る必要ないですね、三橋の声の人…
クラスメートに声をかけられないでいる三橋が、幼き日の自分と重なりました(泣)
(そう思うと、ずいぶん成長したぞ、大人になったぞ、私!)
そして昔のハマちゃんが良い意味でガキ大将でかっこいい。
三橋も憧れてただろうな。


・「浜田くんは、ハマちゃんだったんだ」
三橋の声の人、本当に感情の入れ方が上手いなぁ。
代永さん!(やっと名前を覚えたぜ!)


・グラウンドに入りなおすハマちゃん
このシーンが好き。
挨拶きっちりできる野球部員と、それに感化されるハマちゃん、どっちもいい。


・今日のシガポ講座
花井の眉が動いてるー。
ハマちゃんがグラグラするのはわかるけど、田島は最初から聞いてるだろぉ!
いつの間にかサードにいるモモカンがかっこいい。
目をつぶってる巣山がなんだかかわいい。


ただ知識を教えるだけじゃなくて、選手たち自身に物事を考えさせるシガポやモモカンのコーチング方法は見習わなきゃいけないな。
漫画(アニメ)的手法としても、観てるこちらにも頭に入りやすいし、説得力も生まれるし。


・「スタンドからたたき出してちょうだい!」
モモカン怖い!モモカン怖い!
その直後のキラキラした目とのギャップがすごい。


・ひたすら練習
単なる練習風景なのに、すごく面白い…!!
実際の野球部とかに取材しに行ったりしたんだろうなー、作ってる方々。
中高時代によく見かけていた、運動部の柔軟とかランニング風景とかを思い出した。
公式試合って、むしろイレギュラーなイベントなんだよな。
こういう練習を、雨の日も風の日も毎日毎日、毎日毎日毎日毎日毎日毎日やってるんだよな、彼らは。
うあ〜〜〜! ヘンな感じに楽しいぞ!?


三橋の打つ球だけビミョウな音してるのが、芸が細かいな〜と感心した。
あと、背中の「1」が薄れてきてるのとか。


途中、千代ちゃんが古文の授業で朗読をしてますが、竹取物語って教科書に出てきたの中学あたりじゃなかったっけ…?


・1年9組
田島と泉がかわええな。
田島はまたオ○ニー発言をしています。すぐそばに女子いる、女子!


・次回予告
徹夜明けの千代ちゃんかぁ…いい!
開会式もちゃんとやってくれるんだ、うれしい。
千代ちゃんの先輩マネジさんがかわいいぞ。


・でも、何かが足りない…
と思ったら、今回は阿部の台詞がほとんどなかったんだ!ということに気がついた。
こんなに阿部が喋らない回って珍しい。
アニメだと特に、いつも阿部の声ばっかり聞いてるからなー。




仕事場で目が腫れてるよと言われたし、明日はがんばってチケット取らないといけないし、今日はさっさと寝よー。
ニックネーム 三森紘子 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(1) | おお振りアニメ感想

2007年06月29日

佐藤友哉「灰色のダイエットコカコーラ」を読んだ。

灰色

背後に写ってるのは実家の天井です。仰向けに寝転がって撮りました(深い意味はない)。


灰色のダイエットコカコーラ…とっても不味そうだ…。
でも、内容とぴったりマッチしたタイトルだと思う。


中盤あたりは、「ファウスト」という雑誌に掲載されていたのを読んだので内容を知っていたけど、それでも、通して読むのは結構しんどかった。


主人公に共感できる人、読者の中でどれくらいいるんだろう?
何者かになりたいのに何者にもなれない、という根っこの部分の欝屈はわからなくもないけど、主人公や主人公の祖父の言動に共感する人がたくさんいるとしたら、ちょっとかなり本気で恐ろしいです。


それは、私がこの作品に繰り返し出てくる「肉のカタマリ」の筆頭だからなんだと思う。
主人公が蔑み嫌悪し、主人公の祖父が統治し蹂躙する、ごく普通の人生を享受する弱くて愚かな「肉のカタマリ」。


私がもしこの小説に登場したら、最初のほうで祖父にあっさりと両断されちゃっているでしょう。
普通が一番。
平凡でささやかな幸せが一番。
そんな小市民なので、主人公に全く共感できない。


正真正銘の覇王である祖父ぐらい突き抜けてしまうと、これはこれでアリかとも思えるけど、主人公はすべてが中途半端なんだもの。
「俺は他とは違う。俺はすごいところに行く」と言うたびに、どこまでも上滑りしていく彼の言葉。
そしてそのことを、彼自身もよくわかっているのだ。


だから、このラストはものすごくハッピーエンドだったと思う。
だって、クライマックスシーンはあんなに感動的だった。
素晴らしくグロテスクで感動的だった。
でも、人によっては、感じ方が違うかもしれないなぁ。


灰色から、赤色・黒色を経て、やがて虹色へ。
それは、主人公が思い描いていたような虹色ではないけれど。



前半はつらかったけど、最後まで読んで、やっぱりこの人すごいな、なんだかんだいって読み続けてしまうなぁ、と思った。
それと、ものすごく話題が遅いですが、結婚おめでとう、ユヤタン!(←ちょっと可愛すぎる愛称な気もする)
ニックネーム 三森紘子 at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 活字・は行

2007年06月28日

暗闇と勇気と 〜入江亜季「群青学舎」2巻

群青学舎

暗闇と勇気と 美と死と旅と 愛を知る 群青の頃



帯の惹句より↑ 素敵ですねぇ…。


群青学舎の2巻は、これまたすばらしきクオリティの高さだった。
潔い、それでいて色気のある描線に、ただただひれ伏してしまう。
うっとりしすぎて、体が傾きます。


以下、各話ごと簡潔にオマトメした感想。


・「ニノンの恋」
ラストページのオチが好き。
アメリカのコメディードラマみたいな雰囲気がある。
ニノンの恋が実るといいな!


・「時鐘」
2巻では一番好きな話かも。
思春期の魂が、生と死の不思議を経験して、成長する。
昼田さんがかわいくてドキドキ。紺野くんもかっこよくてドキドキ。
これもオチが好き。かわいい〜。


・「北の十剣」
…グゼニア王女の、この世のものとも思えぬ麗しさ!!
囚われ、辱めを受けてもなお、その身は気高くお美しい…
グリンディエタ(茅田砂湖「デルフィニア戦記」の)を思い出す。本当に見惚れてしまいます。
華奢すぎない、成熟した女性らしいボディラインを描くのが上手だなぁ、入江先生は。


・「彼の音楽」
小番くんの、ただただ純粋な音楽への思いに泣いた。
まわりの皆が次第に受け入れてくれるのにも泣いた。
おまけページの後日談で、さらに泣いた。
こうゆう話に弱いんです。


・「続 ピンク・チョコレート」
1巻の「ピンク・チョコレート」の続編。
この2人、付き合いだしたのかー…。うへへ。



堪能すること256ページ、満腹でございます。



1巻の感想はこちら
ニックネーム 三森紘子 at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・か行

2007年06月27日

映画「しゃべれどもしゃべれども」を観た。

すごく久しぶりの映画鑑賞。
今週で公開が終わってしまうので、慌てて仕事帰りに観に行った。
※普通にネタバレあります。


古典にこだわり、いまひとつ開花できずにいる落語家と、人と話すのが苦手な美女と、関西弁をからかわれている小学生男子と、解説が下手くそな元野球選手のお話。
なりゆきで落語教室を開くことになった落語家のもとに、他の3人が集う。


まず、この映画のテーマ(だと私が思ったの)は、松重豊演じる元野球選手が言った、「好きなことから逃げるな」ということだ。
国分太一演じる落語家・三つ葉は、古典落語が好きだから、古典にこだわっている。
お客さんに帰られたり、師匠に「全然ダメ」みたいなことを言われても、しゃべることをやめない。
あきらめるのは簡単だけど、落語が好きだから、とりわけ師匠の落語が大好きだから、「やめる」という選択肢は存在しないのだ。
好きという気持ちって、万物の根源だなぁと思った。始まりはそこからなんだ。


三つ葉と、香里奈演じる美女・トカワとの、一昔前のラブコメ漫画のような意地の張り合いがよかった。
ラストの「俺んち来るか」発言は「早!」と思ったけど、まあ許容範囲。
2人とも子どもじゃないですからね。


ご近所との何気ない挨拶などが自然に描かれているのも、いいなぁと思った。
こんな下町風景、今でもあるのかな。


ジャニーズタレントって、何気に芸達者な人が多い気がする。
国分太一の着物姿は垂涎ものだった。似合わないとか言われてたけど、似合ってるよ。(伊東四郎の着物姿も良い)
一門会のときの落語シーンはとにかく圧巻だった。
本当に面白かったもん。
プロの人の落語を見たことないからわかんないけど、鶴瓶師匠もどこかでホメてたから、結構いい線いってるんだと思う。


小学生マサル役の子(名前わかんない)の「まんじゅうこわい」も、すごい面白かった。
子ども離れしてるな〜。
彼が出てくる場面では、よく笑いが起こっていました。


香里奈も松重さんもよかったし、三つ葉のおばあちゃん役をやっていた八千草薫の、上品かつ気風の良い演技はとても素敵だった。それにすごく可愛らしかったし。


いささか古臭い言い回しではありますが、「ハートウォーミング」という言葉がぴったりくる作品でした。
ええ話やったー。



あと観たい映画は、「キサラギ」と「舞妓Haaaan!!!」と、「憑神」も少し興味あり、それから大本命の「アヒルと鴨のコインロッカー」…って、見事に邦画ばっかりだ…。
ニックネーム 三森紘子 at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2007年06月25日

俺たちは奇跡を起こすんだ 〜伊坂幸太郎「チルドレン」

チルドレン

文庫版を購入しました。
表紙はハードカバー版と同じ絵。
このそこはかとなくユルいステキな絵が、他の伊坂作品の装丁とは一味違って、好き。
おそらく左端の男が陣内、右端が盲目の青年永瀬で、中央が盲導犬のベスだろう。


5つのお話の中心人物は陣内という男で、「ザ・伊坂小説」を体現したような人物である。
存在自体が騒がしく、口は達者だが言うことがコロコロ変わり(前言撤回が多すぎる)、ギターと歌が滅法巧い。
周りに迷惑をかけまくるけど、何だかとっても恰好イイ(本人曰く、「生まれてこの方ダサかったことなんて一度もない」)。


伊坂さんはこういうキャラクターが好きなんだろうなぁ。
確かに陣内はものすごく魅力的な人物だ。
でも私は、むしろ鴨居くんや武藤さん(奇人の傍の普通人)の方が好きだ。
「バンク」のラストで、鴨居くんが「ビルの影を飛び越そうと、助走をつけてジャンプ」するところが好き。


この人の小説って、どこか現実離れしていて、軽快で、だけど薄っぺらいわけじゃなくて、この世の悲哀や皮肉もまじえつつ、でも生きてるといいことあるよね、という気持ちになる。
本を読んでそういう気持ちになるのって、改めて考えてみると、それもひとつの奇跡なんじゃないかなぁと思う。


伊坂小説の感想はもう何度も書いているので、あんまり書くことがなくなってきた…
ちょっとだけ幸せになりたいとき、これからも伊坂小説を開こうと思います。
ニックネーム 三森紘子 at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 活字・伊坂幸太郎

おお振り感想(アフタヌーン2007年8月号)

アフタヌーン

タイトル表記を変えました。
よく考えたら今までのタイトルだと、アフタヌーン全体の感想のように見えてしまうためです。
「アフタヌーン」の感想を目的に検索して来られて、フタを開けてみるとほぼ「おお振り」のことしか書いてないやんけ…なんてことになると申し訳ないなと思いましたので。


そんなことより、この表紙!!
なーんてかわいいんでしょう。
思わず大きな画像を貼り付けてしまった。写メなのであんまりキレイじゃないですが…
「篠岡、ここに来なよー」と言ってそうな西広くんと栄口くんが何とも…


・主将、開眼
田島に言われて、花井が中学時代のバッティングに戻る。
楽しそうにスイングする花井がすごくいい!
自分のバッティングを見つけようと試行錯誤してずっと伸び悩んでいる感じがあったから、今回のヒットは気持ちよかったー。
花井にアドバイスする田島がすごいな。ほんとに野球センスいいんだな。


・(今日のオレはナイバッチ水谷なんだぜ)
って水谷うかれんな!(笑)
ホラうかれてるから、そんな空振りするんだよ。
モモカンに睨まれて、2球めでは頭まっしろになっちゃってるし。
でも、頭がまっしろになってただバット振っちゃったから、美丞キャッチャーの読みの裏をかいて、結果的にはヒット打てたんだよね。
オイシイやつだなぁ。憎めないなぁ。


・2点目ェ!!
ホームベースを踏む花井が本当にうれしそう。
こんなにうれしそうなのは、三橋に約束した「点入れる」ってのを果たせたからだよね!
それなのに、三橋はハイタッチにびびってしまって何だかグダグダな感じに…
三橋、ハイタッチなんてやったことなかったんだろうな…


・阿部と巣山は脇が平気
くすぐりに強い人もいるんだよなぁ。
「信じらんねぇ」みたいな表情の栄口とおっきーがかわいい。
「ひくわーっ」とか言ってて面白かった。


今、「平気」って打とうとしたら「兵器」って出てきたので、噴いてしまった。
脇が兵器って…どんな脇やねん!


・今月の和さん
は、3コマだけの登場でした。
呂佳さんが倉田と何か良からぬ密約かわしてるんじゃないかと疑いつつ、「考えすぎか」と思い直して「ホ」としている和さん。
かっこいー! やっさしー!


・三橋の守備
ピッチャーゴロ(ライナー??野球のルールよくわかりません)を、しっかりさばいた三橋がかっこいい。
阿部、「おっし上出来だ!」って誉めてるけど、誉めてるけどなんっか偉そうだな…


・しっかりしろ! オレは もっとこいつを生かしてやれるはずだ!
で、その阿部は苦戦中。
がんばれよ! 一皮むけろよ、阿部!


美丞、次の打席は4番です。さあ、どうなる。



と、ここまでが本編の感想ですが、実のところいっちばん印象が強かったのは、ひぐち先生の、講談社漫画賞受賞のことばでした。(以下ひぐち先生のコメント抜粋)



さて、肝心の作品の方ですが、内容的にははっきり言ってまだ序盤、なので!



な ん だ っ て ー !?


こんなに、こんなに中身が詰まってて面白くて、同時代に生まれたことの僥倖を日々噛みしめているこの作品が、まだ序盤とな!
3年半以上も連載してるのに、これで序盤ということは10年ぐらいは平気で続くんだろうか?
幸せすぎてどうにかなりそう。ていうかひぐち先生本気ですげえな!!



その他の感想


・しおんの王
ラブコメ展開、いいなぁ…
歩くんかわいい。


・学園夢探偵獏
新連載。リンガフランカを描いてた人だ。
話はわかりにくいとこがあるけど、絵は好き。
陸前さんがエロエロ…すごいエロエロ…
リンガ〜と同じく心の闇とか傷とかがテーマになってそうなので、続きが気になります。


・臨死!!江古田ちゃん
「想定外の超高齢マッサージ師」に大笑いした。


・呪姫
やっぱり好きだなぁ。
優愛菜と火詠2人とも好き。
好きな絵ってわけじゃないんだけど(そんなに上手なわけでもない)、キャラクターに魅力をすごく感じる。
でもこれ、隔月連載でしかも2つのお話が交互に描かれるから、全然進まないんだけど…



昨日も書いたけど、YouTubeは程々にしないとダメですね。止まらなくなりますね。
おお振りアニメのMADは、ホ○ネタが多くてまいったねこりゃ…な感じだ(大笑いしながら観てたけど)。
好きだったのは、ギャグマンガ日和OP風のやつと、エヴァOP風のやつ。すごいかっこいいし笑う。
ニックネーム 三森紘子 at 21:17| Comment(0) | TrackBack(0) | おお振りアフタヌーン感想

2007年06月24日

実らぬ恋ほど 〜武富智「この恋は実らない」1巻

この恋は実らない

武富智の漫画は読んだことあるし、エロいのもあるのは知ってるけど、このカワイイ表紙からエロ描写を想像するのは難しいよな…。
冒頭からいきなり3Pやってたり、いろんな女子とのどこのAVかというようなありえないエロシーンが続き、正直若干ひいてしまった(まあでも、女教師の乳はちょっと良かった)。


主人公の輝は、女が向こうから勝手に寄ってくるイケメンなのだけど、これが私の一番嫌いなタイプのイケメンでして。
ロン毛で、太眉で、自信満々。
これは生理的なものなのでもう仕方がない。
ああ駄目だーと思いながら読んでいた。


それが、初めて恋に落ちた相手・百合子さんを前にすると、一気にあどけない少年の顔になってしまうのである。
声もかけられない、満足に自己紹介もできない、初デートも予定通りにいかない。
百合子さんの寝顔をこっそり眺める輝くんの表情は、なんて初々しいんだか。
何気に母親を大事にしてるところもポイント高かった。
あれれ。いつのまにか嫌いじゃなくなっているぞ。


そして、輝の想い人・百合子さんは、いまどき存在しないような大和撫子である。
これがもうめちゃくちゃ可憐だ。瞳が澄んでいる。
雪が降ってきて喜ぶところや、デートで行きたい場所をあれやこれやと話しているところは、本当に可愛い…! 輝じゃなくてもうち震えます。
理由はよくわからないけど、彼女もまた輝のことを好いている様子。
ただ、何だかワケありな感じだけれど。


ところでこれ、タイトルが「この恋は実らない」なんだよな…。
こんなにラブラブな予感たっぷりなのに、やっぱり初恋は実らないのでしょうか。
どういう展開になっていくのかという点で、続きが気になる漫画です。



今日は3個ぐらい感想文を書こうと思っていたのに、久々にYouTubeを見てたら無限ループに入ってしまい、こんな時間になってしまった。
るろうに剣心の懐かし映像とらんま1/2のOPを見まくっていました。
やっぱり女らんまかわいい! って本題と全然関係ない話に…
明日こそはアフタヌーンの感想を書くぞー。
ニックネーム 三森紘子 at 23:42| Comment(4) | TrackBack(0) | 漫画・か行

2007年06月23日

アニメ「おおきく振りかぶって」11話を観た。

さて、今週のおお振り感想です。
今回はかなりの興奮度だった。


・抽選会場、並んでいる人たち
青ざめている三橋(かなりトイレを我慢していたに違いない)、一人ケータイを触る阿部、緊張で下痢ってきた栄口…
ちゃんと再現してくれてウレシー!


関係ないけど、長そでの白カッターシャツというのがなんか好きだ。
半そでも爽やかでいいけど、長そでの方が可愛い気がする。
裾はズボンの中に入れるのがハヤリなんだね。
あ、それとも公式の場だからきちんとしてるだけ?
私の世代だと、はじめは外に出すのがオシャレだった。
でもその後、中に入れるのがオシャレとされるようになった(でもきっちり入れるのはダメ)。


・みはしー紙がなくなっちゃったー
もともと少ししかなかったのか、それとも大量に使ったためになくなったのか、どっちなんだろう。
ああ…気になる…
紙が見つからなくてキョドる三橋も、そんなに絶望的な顔しなくてもいいのに…。
(せっかく頼みごとされたのに…)とか思ってるんだろうか。


・トイレで榛名&秋丸と遭遇
榛名の「もうトイレで走っちゃダメだぞー」の声と、「勝った」の時のニンマリ声がすごくよかった。
秋丸は原作より、何だかとっても爽やか好青年だった。
そして、三橋と喋ってる榛名がカツアゲしてるようにしか見えない。
紙を渡してもらってるときの栄口の手が面白かった。


・栄冠は君に輝く
高校野球 だ!!
歌詞は出せなかったのかな…こないだのバースデーソングのときもそうだったけど。
本物の演奏とはどれくらい違うのかわからないけど、やっぱりこの曲を聴くと気持ちが盛り上がる!


・シード校のくじ引き
ARCは吉田先輩しか顔が出なかったな。あと、千朶のキャプテンはアップで出ました。
まあ、ARCとかが出てくる前にアニメ終わりそうだもんね。
和さんカッコイイ! 檀上に上がる姿が決まってる!
カグヤンの決意のくだりがカットされてしまったのは残念だな。
でも、考えてみたら「基本のキホン!」の話をアニメではやってないわけだから、いきなりカグヤンが出張ってきても「何で?」ってなってしまいそうだし、しょうがないか。


・目立ってきた泉
アニメの泉は、全体的にかっこいいよ!
原作ではもうちょっとカワイイ感じだけど。というか、泉の顔が一番変動激しいから(笑)、アレですが。
声も男らしくてかっこいいからなぁ。


・花井フィーバー
花井!花井!
ホントいいこの子は。なんというか、本当に素直な気持ちでエールを送りたくなる。
主将の役目(くじ引き)を精いっぱいつとめようとして、めちゃめちゃ緊張してるのがこっちまで伝わってくる。
がんばれ、花井。心から応援してるよ。


・モモカンの檄
檄といっても、ここはグラウンドではなく、関係者だらけの会場なので、いつものような張った声ではありません。
耳元で囁かれているようで、正直、ドキドキします…。


(モモカン、バイト肉体労働だろ?)(オレらは自分のためだけど…)
モモカンの本気を目の当たりにして、その後の「はい!」といういいお返事、という流れが非常に納得できる。
その辺りの心理描写が、やっぱりうまいなーと思う。
監督と選手との信頼関係というのが、ごく自然に感じられて。


・和さんフィーバー
和さん!和さん!
ひええぇ!
何この包容力!
何この素敵な笑い声ー!
ちくしょう、利央になりてぇ。
(ほんとにすいません)


和さんばっかり見がちですが(それは私だけ)、他の桐青の面々も登場。
迅くんの声がかわいくていい感じ。


・浜田登場
ハマちゃん!
予想以上のかわいさ…。ヘソチラも目撃してしまった。
試合ではエール送ったり声張り上げたりしてくれるのかな。


・次回予告
次はあの、おそろしく可愛らしいチビッコ三橋が見られるのですね。
わーどうしよう。
あと、三橋の声は回を増すごとに本当に素晴らしくなっていってると思う。
もう他の声とか考えられない。


というわけで、非常に満足な第11話でした。
ニックネーム 三森紘子 at 22:51| Comment(0) | TrackBack(1) | おお振りアニメ感想

お見送り

更新の間があいてしまった。
毎日パソコンに向かっていると、ネットのない生活なんて…と思ってしまうけど、ないならないで全然平気だ。
昔はそうだったんだから当たり前だけど。



母方の祖父の訃報を聞いて、里帰りをしておりました。
お通夜〜葬儀という一連の行事は、生きている人がこれからも生きていくために行われるんだなぁと、つくづく思いました。
お骨になって戻ってきた頃に、やっと冷静にお別れをすることができた気がします。
喉仏がキレイに残っておりました。なかなかそのままの形では残らないそうです。


お見舞いに行けなくてごめんね。
ありがとう、お疲れ様でした。


葬儀の後に「数珠送り」というのをやったのですが、これがレクリエーション色が強くて、何だかとても楽しかったです。
親戚や近所の人みんなで長大な数珠を手で回していくのですが、時々自分のところで止める意地悪をする人がいたり…。
大勢で輪になるので、儀式めいてもおり、非日常という感じでした。



さて、身内話はこのへんにして、おお振りの感想いこうと思います!
ニックネーム 三森紘子 at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記とか

2007年06月19日

どっちの血が熱い 〜田中モトユキ「最強!都立あおい坂高校野球部」12巻

あお高

「あお高」の感想を書くのも、これで3度目だ。
12巻も引き続き、対東王戦の序盤から。


キタローがかっこいいなぁ!
えええそんな、気合だけでそんなスーパープレーができちゃうもんなの!? と思ってしまわないでもないけど、読んでて気持ちいいよー。
「でもオレの道はオレが決めんだよ!!」のコマが好き。


暑い球場での極限状態、研ぎ澄まされた集中状態。
真剣な彼らの表情が、すごく好きだ。
ほんとに集中してるんだもん。


古谷は何でそんなにコーちんに固執するのかなと思いながら読んでいたけど、それはやっぱり最後のチャンスだからなんだろうな。
超高校級の能力を持ちながらも、ヒジの故障による1年のブランクでもう後がない3年の夏に、すごい逸材であるコーちんと共に、伝説を作る。
そのためには、コーちんの心を大きく占めているあお高1年の存在が邪魔。
そういう思いが、あの「殺意めいた」気迫を生み出してるんだなー。


伸之助のケガとか、右京の夏の行く末とか、コーちんとの対決とか、あお高側にもいろいろ事情があるけど、さらに東王側にもいろいろあって、一体どうなることやらという感じだ。
(こっそり)…まあ……きっと、あお高が勝つんだろうけど……
だから、負けたときの古谷とかを想像してしまって、軽く泣きそうになったりしてるんだけど、さすがに気が早すぎますね…。


一番好きなのは、やっぱりマサハルだ。
今回はあんまりいいとこなかったけど、コーちんとのバッター勝負、がんばれ!


あと、カバー折り返しイラストの鈴ねえの胴が長すぎる気がして、ちょっとこわい…



1〜10巻の感想はこちら
11巻の感想はこちら
ニックネーム 三森紘子 at 22:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・さ行

2007年06月18日

一条ゆかり「プライド」4〜7巻を読んだ。

プライド

巻数が中途半端なのは気にしないでください…。
1年以上前に1〜3巻を読んで、こないだその続きをようやく借りるというヘンな読み方をしました。
もっと早く読みたかったとも思うけど、あるいはこうやってまとめ読みした方がよかったのかも。
1冊ずつ悠長に読んでいては、続きが気になってやきもきしてしまいそうだし。


「りぼん」とかを読んでいたチビッコの頃は、一条ゆかりの漫画は正直、苦手だった。
大人っぽい絵柄(見開いた目がコワイ)に大人っぽい題材(女優を目指す女の子が、大女優にいびられまくっていた)で、当時の私には早かったらしく、姫ちゃんやチャチャばかり読んでいた。
今となっては、一条ゆかり大好きだ。


人物の表情がすごく魅力的だと思う。
どことなく歪んだ、不安定な表情なのだけど、それが返ってものすごくいいです。そそられます。
もしこれが完璧に左右対称の整った絵だったとしたら、こんなに魅力を感じたかなぁと思う。


演奏・歌唱シーンも素晴らしいです。
ページから音楽が聞こえてきそう。
特にルディの歌声を本気で聴きたくてたまらない。
のだめを読んだときもだけど、音楽を題材にした漫画のキモはやっぱりここだなと思った。


あと、一番すごいなぁと思うのが、これ三人称で描かれてるんだよなぁ。
視点が瞬時に切り替わったり、時には一つの同じコマで複数の人物の心理描写がされていたりするのに、全くややこしくなくスムーズに読めるというのは、ほんとにすごい。
その分、話の密度も濃くなるから、少ないページでも読みごたえがめちゃくちゃあって、満足感が違う。


最初は蘭ちゃんがかわいいなーと思って見てたんだけど、だんだんと史緒のフィアンセ・神野さんによろめいてきてしまった…。
眼鏡を外した風呂上がり姿にやられてしまいました。
しかも意外とかわいい一面もあるし(史緒さんがキス初めてだったと知って喜んだりとか)、は〜あ、よろめくよ〜。
心情的には蘭ちゃんの恋も実らせてあげたいんですが…。


高みを目指す彼らの行方から目が離せません。
8巻、早く出て。
ニックネーム 三森紘子 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・は行

2007年06月17日

タイムマシンがなくっても 〜枡野浩一選「ドラえもん短歌」

ドラえもん短歌

タイムふろしきで包むと僕たちの手はしっかりとつながっていた

宇都宮敦


どこでもないここにいたいと気付くだけ何度どこでもドアを開けても

平賀谷友里




図書館で借りました。
歌人の枡野浩一さんが、自身のブログ等で一般向けに募集した、ドラえもんを題材にした短歌が収録されております。


ああ、好き、好き。
この本の造り自体からして好き。
1ページに1つ、ドラえもんの漫画に出てくるフキダシが描かれていて、その中に歌が1つずつ入っている。
ひみつ道具についての歌だったり、原作に対するツッコミの歌だったり、ドラえもんに話しかけるような歌だったりとさまざまだけれど、共通しているのは、藤子F先生が生み出した「ドラえもん」という作品にに対するラブコール。


その中に、ドラえもんは硬いの? やわらかいの? という歌があったけど、私はドラちゃんは硬いと思う。ロボットだし。
でも、触るとしっとりとして、ほのかに温かいんだと思います。


ちなみに、Take2の東さんの詠んだ歌も収録されています。
お笑いの方は、つくづく言語感覚が優れているよなー。



ドラえもんが、本当にいないんだってことは知っているよ。
なのにどうして、涙が出てきちゃうのかな?



僕たちが今進んでいる方向の未来にドラえもんはいますか

仁尾智



大丈夫タイムマシンがなくってもあの日のことは忘れないから

加藤千恵
ニックネーム 三森紘子 at 14:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 活字・た行

2007年06月16日

アニメ「おおきく振りかぶって」10話を観た。

・ショックを受ける→泣く→笑う三橋
三橋がウヘエヘ笑ってるのがキモくてかわいい。


・沖の良さが
カットされてしまった…
性格的に向いてないから投手はやりたくない、でもそんなこと言ってる余裕はこのチームにはないんだ、
と考えて、控え投手を引き受けるところが、おっきーの良いところなのに。
まあ、心の声なしでもニュアンスは伝わってたからよかったけど。


・なんか三橋の顔が
一瞬ヘンなときあったぞ…
顔の下半分は普通なのに、目だけギャグ絵になってた。
ヘン…すごくヘン…


・(むふふ いいお返事!)
モモカンは美人だ。


・主将は花井君
なっとく〜。
全員一致で決まるっていうのが、すごくわかる。


・間のCM
おお振りDVDのCM。
このバージョンは観るの初めてだけど、何か面白かった。
阿部が、演歌とかでよくある「前奏のあいだに急いでしゃべる人」みたいになってて。


・西広「とったよおお!」
西広くーん、かわええ!
いいなぁいいなぁ。
すっごいうれしそう。他のみんなもうれしそう。
青春だぁ!


・「マネジだから知ってるんだよー お誕生日オメデトオ!」
何じゃあ! 千代ちゃんかわいいなー!
私が三橋なら、この時点で好きになっている。
でも、青春は始まらないんだよね。
二人とも、恋愛思考回路ゼロだから。


・シガポ大魔神
怖っ…


・全体的に泉
男前だよね。
三橋がしゃべりかけようとしてるのを、花井に教えてやったりとか。
ほんとに男前だよねー。


・エロ本を探す田島
好きです。


・「なんか鳴いてる?」「鳥?」
そうか! ここで鳥の声に間違われる説得力のために、三橋母の声は高くないといけなかったんだ。
キャッピキャピだなぁ、お母さん。


・自分プロデュースのサプライズパーティー
年上の視点で見ればキュンとくるけど、同年代からの視点で見ればかなりイタイ…
というか、いたたまれないよ!
なのにこの子たち、なんていいやつなんだ。
三橋は幸せ者だ。お母さんも一安心だろう。


・(三橋を勝たせたい!)
成長したな、阿部…
でも、シキリ屋なところは変わってません。
あと、阿部のおしりが大きく描いてあって、さすがキャッチャーと思った。


・次回予告
ちょっとだけ見えた和さんの横顔に、またもやときめきが!
千代ちゃんの「弱気はダメ!」が、一瞬「浮気はダメ!」に聞こえて、何!?と思った。



あとは、テンポの速さだけがどうしても残念だ。
他は文句言わない。
作画が崩れても許容範囲だし、声に違和感あってもそのうち慣れる。
でも、展開が早すぎると、余韻がなくなっちゃうんだよぅ…
ニックネーム 三森紘子 at 22:58| Comment(0) | TrackBack(1) | おお振りアニメ感想

2007年06月15日

最近のほん 6月15日

テレビでラピュタをやってますね。
ついつい観てしまい、日記がなかなか進みません。


ラピュタは個人的に、ジブリ作品の中で一、二を争う好きさだ。
こんな素敵なボーイミーツガールの物語はなかなか類がないと思います。
パズーの成長した姿を見てみたい。
あと、ムスカの声(寺田農さん)がかっこよくてかっこよくて。
なんというナイスミドル(あ、当時はまだ若かったのか?)。



最近よんだ本


・佐藤真由美「恋する短歌」


前ブックオフに行ったとき、ハルヒだけをレジに持っていくのがなんか恥ずかしかったので、一緒に何か買おうと思って、105円コーナーから選んできた本。
私には一生詠めないような歌が載っています。
いや、そりゃプロの歌人さんなんだから当然だけど、何よりも、私は不倫を絶対しないだろうと思うので。
相手が誰かのものだと思うと、一気に冷めてしまいそうだ。
変なところでプライド高いんだろうな…ある意味。良いのか悪いのか…


収録されてる歌の中では、
「形とか指の長さを知ったのに何も知らない あなたのことを」
が好きだった。
「形とか〜」のところが何ともエロスでいいですね。


・芳崎せいむ「金魚屋古書店」5巻


笹山さんがモテているのを見ると、なんか嬉しい。
漫画でも近頃はお目にかからないような非・美形として描かれているのに、何でこんなにかっこいいのかなぁ。
みのる君も、どんだけこましゃくれてるんだ。


おまけマンガで、タイムリーに「熱血!!コロコロ伝説」が出てきた。
これすごい気になってるんだよなー。
だって、新オバケのQ太郎が収録されているんだもん!
あー読みたい…


・久保 ミツロウ/小森 陽一「トッキュー!!」15巻


久々に行った漫画喫茶にて。
真田さんがますます人間離れしていってる…
けど、どこまでも貴方についていきます!


・松井優征「魔人探偵脳噛ネウロ」1〜4巻


これも漫画喫茶にて。
初めて読んだけど、結構好き!
読む前は「絵は上手くないなぁ」と思ってたのだが、この絵が逆によい。
ネウロの奇行というか奇態というか、禍々しさを表現するのにぴったり。
話も、最初のところで弥子の父親の命の扱いが軽いのがどうにも気になってしまうけど、そこを割り切ってしまえばあとはすごく面白い。


ネウロのドSぶりがちょっと好きかも…と思ってしまった。
弥子も、じわじわと良さがわかってくるヒロインで、すごい好き。
そして、笹塚さんが大変格好いい…


買ってもいいくらいに気に入ったなぁ。
とりあえず、また今度続きを読みに行こう。


でも、ほんとは「ドラベース」を読みたくて行ったんだけど、なかった…。
やっぱり漫喫にてんとう虫コミックスの需要はないのかしら。



…ていうか、ラピュタ、ノーカット版を今日初めて観た!!
私が長年観てたラピュタ(十年以上前の金曜ロードショーを録画したもの)って、一部カットされてたんだ…!
知らんかったー! 今日、観ててホントよかった。
ニックネーム 三森紘子 at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろ簡易感想

2007年06月14日

今日のできごと 〜優私編

優私

私の脳内では、もうここ何年、365日ひぐちアサ祭りが続いています。


そのひぐち先生を知るきっかけとなった「ヤサシイワタシ」のコミックスを、最近また読み直している。
もう、何十回と読み返しているはずなんだけど、いまだに新しく思うことがいっぱいある。まいった。
たった2冊の、どちらかといえば短いおハナシなのに。


何ヶ月か前に、ここで一度感想を書いているのだけど、もう一度ちゃんとした感想を書いてみようと思っている。
が、全然まとまらない。
うまく言葉にならない……ううう〜。もどかしい。
すぐには無理でも、時間がかかったとしても、いつかリベンジしたいです。


と、ここに書いておかないと、結局ギブアップしてしまいそうだから。
誰かと語りたいけど、「人から勧められて読む」といったタイプの作品じゃないからなぁ。お勧めするのも、人を選ぶ。
ああ〜でもやっぱりめっちゃ面白い…
ニックネーム 三森紘子 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ヤサシイワタシ

2007年06月13日

震え 〜地下沢中也「預言者ピッピ」1巻

預言者ピッピ

近頃やたらと評判を目にするので、ずっと気になってました。
一度そう思い始めると、もう是が非でも読みたくてたまらず。
結局買ってしまった。
うん…いつか買うだろうとは思っていたよ。悩む時間がどれだけあろうが。
私には自分がこれを買うことがわかっていた。そう、未来を予測するピッピのように。


ピッピは、地震を予知するために作られた、予言ロボットである。
彼の予測により、多くの人々が災害を回避することで救われてきた。


ピッピと兄弟同然に育ってきた少年タミオは、ピッピの予測がうまく理解できない。
「ピッピがそうなるように願ったから、本当になったんだろ?」と思っている。
ロボットであるピッピは、タミオのいう「願う」という行為がうまく理解できない。
そして、ピッピの身に初めて降りかかったある出来事により、事態は大きく動き始める。


人間は、さらに多くを望む。
地震予知だけじゃない、ピッピはその他のいろんなことを予測することができるのに、
何故それを禁じる必要があるのか?
不治の病の治療法を、ピッピなら見つけられるのだとしたら?
大切な人の命が助かるのだとしたら?
欲望が際限なく溢れ出す中、ついに、ピッピとともに生き続けるタミオは、怖ろしい事実を口にする。
「つまりぼくら、人類の未来をすべて計算しつくしちゃったんだ」



…その昔、「はいからさんが通る」を読んで、関東大震災のことを知った。
天災によって多くの人が死んだのだという事実を知ったとき、幼かった私は、おそろしくて眠ることができなかった。
「預言者ピッピ」を読んだ夜、そんなことを思い出した。(さすがに眠ることはできましたが、それでもなかなか寝付けなかった)
子どもの頃にこれを読んでいたら、間違いなくトラウマになっていたと思われる。
それぐらいに戦慄し、それぐらいにもん…のすごく面白かった。


私は、第一話の「♯1 預言者ピッピ」が一番好きだ。
一話めだけでこの完成度、しかもそれは物語のはじまりのエピソードでしかないという凄さ。
この物語は、いったいどこへ行こうとしてるんだろう。
そして、どこへ着地するんだろう。
私はピッピじゃないから、まったく予測できません。
続きが激しく気になる。


あとこれ、2巻はいつ出るんでしょうね…?
なんか、待ちきれないんですけど。
ニックネーム 三森紘子 at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・や行

2007年06月12日

ささやかで幸福な 〜伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」

フィッシュストーリー

今回は短編集。
連作短編集は他にもあるけど、純粋にひとつひとつの話が独立した短編集は、今回が初めてだ。
まあ、伊坂小説はどの作品も互いに少しずつリンクしているから、完全に独立しているわけでもないのだけれど。


「フィッシュストーリー」とは、ホラ話、作り話という意味だそうだ。
じゃあ、伊坂さんの小説は全部これに当てはまるな。
壮大なホラ話。
「そんなことってあり?」「でも、ほんとにあったらすげえな」みたいな。
「ウソから出たマコト」的な、ささやかだけど幸福な奇跡に、いつもニヤリとさせられるのです。


この本に収録されている4作品には、すべてそんな仕掛けが用意されている。
ひとつひとつは短いし、黒澤さん的にいえば「だから?」って感じのお話なのだけど、読み終わると後に残るのはやっぱり、ささやかで幸福な満足感。
「なんか、いいもの見たな」という、ふくふくとした気持ちである。


ラストの話「ポテチ」に登場するカップルが、何か良かった。
今村はチャーミングで愛しいし、大西は男前で素敵。
伊坂さんの書く、男前な女性キャラクターが好きだ。
今村とその親分は、「ラッシュライフ」にも出てきてたらしい。
もう忘れちゃってるな。そのうち読み返そうっと。


そして、いろんな作品に登場する、泥棒(本業)で探偵(副業)な黒澤さん。
ずいぶん読者に人気あるみたいだけど、納得!
ほんとにもう格好いいなぁこの人は。
「サクリファイス」での、唄子おばあちゃんとのかけあいが良かった。


伊坂さんて今、モーニングで小説連載してるんだよな。
面白いことやってらっしゃるなぁ。
気になるけど、途中から読むのも何だから、単行本化するまでガマン!
そして、「アヒルと鴨のコインロッカー」の劇場公開が楽しみすぎてしょうがない。
ニックネーム 三森紘子 at 21:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 活字・伊坂幸太郎

2007年06月10日

大崎梢「晩夏に捧ぐ」を読んだ。

晩夏に捧ぐ

ずいぶん前に読んだ「配達あかずきん」に続く、「成風堂書店事件メモ」シリーズ第二弾。
今回は(出張編)とサブタイトルにある通り、駅ビル書店員の杏子さんとバイトの多絵ちゃんが、信州まで出張して老舗書店の不可解な事件を解くお話です。


「あかずきん」は連作短編集だったけど、今回は長編。
なので、テンポはかなりゆっくりめだ。
謎ときクライマックスはハラハラしたけど、中盤ちょっとダレてしまったところもあった。


最初はステレオタイプだなぁと思ってしまったキャラクターも、徐々に確立されていっている気がする。
杏子さんも多絵ちゃんも、二人とも完璧じゃなくて、お互いを補い合っているところがいいなぁと思う。
新キャラの美保さんは、いまいちどういう人かわからないまま終わっちゃったので残念…。


二十七年前、師匠である老大作家を殺害した罪で逮捕され、服役中に病死した青年・小松秋郎。
彼はこの物語で重要な役割を担っているので、そのせいもあるだろうけど、とても印象的に描かれている。
もういない過去の人なのに。
彼は何を思ってその生を全うしたのか。杏子さんたちと一緒に、ついつい思いを馳せてしまった。


中に登場する本屋さん、まるう堂に行ってみたいなぁ。本店も2号店も、それぞれステキ。
それから、杏子さんは書店員の鑑だと思う。
こんな風になってみたいものです。無理だろうけど…


タイトルで損してると思うなー…。
前作の「配達あかずきん」のキャッチーさに比べ、いかにも地味で。
あと、やっぱりこのシリーズは短編の方が合ってると思う。
三作目は短編集みたいなので、読むのが楽しみです。
ニックネーム 三森紘子 at 19:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 活字・は行

2007年06月09日

アニメ「おおきく振りかぶって」9話を観た。

テンポが速い件はもう触れないことにして(多くを望みすぎるのはイケナイよね)。
第9回は阿部の過去話でした。


・シニアの監督
声が…おじいちゃんだ。


・中学生の榛名と阿部初対面
阿部の声が若干高くてかわいいなぁ。
球をおなかで受けてゲホゴホむせる阿部もよかった(何だそりゃ…)。
榛名は相当コワイ。
いっちゃってる目がコワイ。


・「そのマフラーいいね」「ああこれ? 結構安いよ」
何のための会話なんだろう…。
季節は冬になった→時間の経過を表すためかな?


・キッタネエカラダ!の会話
榛名の学ランめっちゃいい。というか、学ランがいい!
いつまでもこの世からなくならないでほしいよ、学ラン。
母校の中学は、私が卒業してからブレザーになっちゃった。


阿部をキャッチャーとして認め始める榛名、榛名に認められて喜ぶ阿部、こんな時もあったんだよ…。


・キョドる三橋
今回はマジメな顔の三橋がほとんどなかったなー。
キョドってばっかり。うざくてかわいい。


・桐青の3人
わぁー、やっぱり和さんかっこいー。
「呂佳さん?」のところ、声が高くなったぞ!(だから何だって話だけど)
利央にいじわるな準さんもよかった。
あぁ〜、でもメオトマンザイはカットされちゃった…残念。


・栄口くんはいい人だ
三橋の気持ちを代弁してあげる栄口…
グルグルになった三橋の背中をポンポンたたいてあげてる栄口…
周りへの気配りを忘れない栄口…
栄口…


・(オレ 何のためにここにいるんだ?)
こちらの感情を強くぶつけても、最後まで自分の肩のことしか頭になかった榛名。
榛名の実力を認めているから余計、自分やチームが彼の眼中に入っていないことに、阿部は失望してしまったんだろう。
榛名とはちゃんとしたバッテリーになることができなかったけど、三橋とは今度こそちゃんとバッテリーになれるといい。
榛名も、秋丸とちゃんとバッテリーになれるといい。
ていうか、秋丸って人間できてるんだろうなぁ。


・「やっぱ笑顔がいいね」
……
阿部の笑顔……うさんくせぇー!!
何でこんなにうさんくさいんだよ!!
高校生なのに…青春真っ盛りなのに…


普通、普段笑わないキャラクターが笑ったら、「まぁ、レアだわ☆」とファンはドキッとするもんじゃないのかい?
それなのに、こんなに信用できない笑顔ってなかなかないよなー。
あーめちゃくちゃ笑った。


・みんな聞き耳立ててたのかよ!なオチ
ギクってなってる花井のアップがかわいかった。


・榛名のピッチング
剛速球の演出が迫力あった。
やっぱり、投手によってこいつは何キロで、こいつは何キロで、と球の速さも変えてあるんだろうか。


・「お前らホントうちとけたよなー」
…うちとけてねぇ!
「最初に比べれば」ってことだよね、栄口くん。


・ランニングのシーンが!
ここで出てきたか〜、羞恥プレイ(笑)。よかった。
半泣きで声出ししてる三橋がいいですねぇ。


・次回予告
なぜ阿部の顔が延々と映されていたのか。
次回で、ポジション話と誕生日話をまとめてやっちゃうのか。
どのくらい端折られずに済むかなぁ…
ニックネーム 三森紘子 at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) | おお振りアニメ感想

2007年06月08日

おお振りで検索してみた。

おお振りで色々ネット検索していたら、こんな記事にたどりつきました。



「おおきく振りかぶって」 対桐青戦精読
ひとりで勝手にマンガ夜話より)



桐青戦について、もんのすごく細かく分析してあります。
「おおきく振りかぶって」という漫画の、一体「何がおもしろいのか」。
私の意識していなかったこと、意識していても言葉に表せなかったこと、がここでは述べられていて、ただひたすら敬服いたしました。


私、こんなふうに意識的に漫画を読んだこと、ないよ…
今1〜7巻までが手元にないのでできなくて残念だけど、ぜひコミックスを片手に照らし合わせながらこの記事を読みふけりたいと思った。


特に「あとがき 河合和己のラストゲーム」の項は、涙なしには読まれません。
この感じ、何だろう、知っている、と思ったら、「熱闘甲子園」で試合結果の後にやる「それぞれの夏」(というようなコーナー名だった気がする)を観たときの感慨と同じなのだ。


他の漫画作品の記事も、どれも読みごたえがあってとっても興味深いです。
世の中にはすごい方がまだまだいらっしゃる。
ニックネーム 三森紘子 at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) | おおきく振りかぶって

2007年06月06日

プレゼントは300円まで

・花とゆめで高屋奈月の新連載開始
・サンデーで伊坂幸太郎「魔王」が漫画化
どちらも気になる…。


ところで、今日・6月6日は、弟の誕生日だ。
西洋生まれだったらきっと大変だっただろう。
日本に生まれて本当によかったなー弟よ。と毎年思う。


でも、今となっては、オイシイ生まれ方をしたもんだと思う。
ほら今現にこうして、ブログのネタにもなっているし。


プレゼント候補は、ヴィレバンに売ってたマッスルキャンディ(プロテイン入り)か画太郎ストラップのどちらかが、今のところ有力です。
セレクトするポイントは、「気になるけど自分のために買うほどじゃないもの」です。
※普通のお友だちには、もっと高価なちゃんとしたプレゼントを選んでます。


(どうでもいいけど私の誕生日に弟から何かもらった記憶がないぞ。自分がもらうばっかりかよ)
ニックネーム 三森紘子 at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記とか

2007年06月05日

トイレの壁向け(ホメてます) 〜大ハシ正ヤ「もう俺、ハエでいいや」1巻

もう俺、ハエでいいや

赤魚さんのブログでそのタイトルを見た瞬間から、私の心を捉えて離さなかったこの作品。
本屋で実物を手にとってみたところ、帯で紹介されていた一コマ

「ホームで駅弁を食べ始めていた夫に綺麗な二度見」

の、おじいさんを二度見しているおばあさんの首の角度が絶妙で、もうこれは買うしかないだろやっぱり、と思って買いました。
(残念ながらこのネタは1巻には収録されてなかったけど…)


何だろうなーこの味わい。
爆発的な笑いを求めて読むのには向かない。
最初に通して読んだときより、後からパラパラと好きなページを見返したときのほうが面白く感じた。
じわじわ迫ってくる感じ。


あと、絵が、うちの弟が高校のころ教科書にしてた落書きと雰囲気がよく似てて、なんだか他人とは思えなくて困った。
つまり、中高生男子が描くような絵柄ということだな…。
お世辞にも洗練されているとは言えないけど、それがまたよし。


単なる一コマギャグ漫画として括れないような一品も、中に紛れていたりする。
「雨を嫌がるのは人間だけやぞ」なんかは、まるで相田み○おのような趣きだ。
「しれっと行われるじーさん会心のギャグ」(雨が降ってるのに花壇に水をやる)も、実はこの絵の裏にすごいドラマが隠されているんじゃないだろうか…と思わず深読みしてしまう。


気に入った1ページをコピーして、トイレの壁にでも貼っておくとちょうどいいんじゃないかなぁ…と思う。
朝起きて、便器に腰を下ろし、ぼんやりしながらふと前を見ると、そこには大ハシ正ヤの一コマ。
…結構いいんじゃないだろうか。本気で。
便座カバーこそはラブリーパンダ柄だけどその他はずいぶん殺風景な我が家のトイレも、少しはアーティスティックになるかな?(いや、むしろバラエティ色が強まるか…?)
となると、「特製トイレットペーパープレゼント」という企画は、かなり的を射ていると言えなくもない!


個人的に「あるある」と思ったのはこちら↓です。


・「知ってる歌がかかった時窓の外を見て唄う」

車の助手席に乗ってるときですな!
何でか、窓の外を見てしまうんだよなぁ。

・「玄関先で目立ってた草とかずっと持っとる」

草引き中のおばちゃん、近所の奥さんと立ち話の図。
一番勢いよく噴き出してしまった…
「ずっと持っとる」というところが特にいい。

・「絶対何かモノを落としたはずなのに何も落ちていない」

あるある!

・「順番に同じことやってるのに自分の時だけシーンとなる」

うん…多分、自意識過剰なだけだと思うんだ。


あと、お年寄りシリーズが好きだった。


・「田舎の老人は本当によく人の顔を見てくる」
・「万葉集などに詠まれた場所とか観に行く旅行」
・「干し柿が大好物と思われて数年経つ」←今更好きじゃないとか言えないよな…申し訳なくて。


笑いのネタにしていながらも、作者の老人に対する温かいまなざしを感じます。


パラパラ漫画のオチは、泣くところですよね…。
こうやって感想を書いてみると、どうやら私は思った以上にこの作品を気に入っているらしい。
教えてくださった赤魚さんに感謝!です。
ニックネーム 三森紘子 at 20:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画・ま行

2007年06月04日

虚構が私を見つめる 〜恩田陸「中庭の出来事」

中庭の出来事

またもや恩田陸に幻惑されっぱなし。


タイトルどおり、出来事はすべて中庭で起こる。
脚本家の死。女優の死。若い娘の死。
役者によって演じられる芝居が繰り返し挿入され、何重もの入れ子構造になっていて、何が現実なのか、何が虚構なのかが曖昧になっていく。
ネタバレになるのであまり内容には触れられませんが…


読んでいくうちに、頭がどんどん混乱していった。
気軽に一気読みできるような分量でもないし、細切れに読んでいたから余計に混乱した。
私の理解力がないせいもかなりあるだろうけど、これは明らかにわざと混乱するような書き方をしてるんだと思う。
そう割り切ってからはぐんぐん引き込まれていって、最後の方はページをめくる手が止まらなくなった。
晩ごはん前でおなか空いてたけど、読み終わるまではガマンした。
これをつきつめると、「寝食を忘れて」という状態になるんだろうな。一度はその境地までいってみたいものだ…。


これは「恩田陸という人が書いた小説」だとわかっているから、当然、「ここ」で語られていることはすべてが虚構だ、と私たちは承知して読み始める。
そして、物語の登場人物たちは、当然自分たちのいる「ここ」が現実であると思って行動している。と、私たちは認識している。
けれど、彼らが自らを虚構だと自覚しているとしたら。その上で、彼らに注がれている私たちの視線に気づいているとしたら。
こちらが一方的に観ているだけだと思っていた相手に、実は同じように観られていた…というのは、かなりギクリとさせられる。


なので、この終わり方、私はかなり好きだった。
すっきりくっきり、なラストでは全然ないけど、もう鳥肌ものでした。
恩田さんは本当にプロフェッショナルだなぁと思う。才能というものの底が知れないや。


1回しか通読しないのは、かなりもったいない感じ。
でも、もう図書館に返却しなきゃいけない。
文庫化されたら買って、もう一度読もう!と思う。
去年の秋に出たばかりだから、文庫化はいつになるやら…ですが。


終盤、年齢も生い立ちも違う3人の女優が、わいわいと喋っているところがすごく好きだった。
女どうしの関係に「共犯関係」という言葉を使うのは、なんてしっくりくるんだろう、と思う。
これは、あくまでこの小説に関して感じることだけど。現実に自分の友人関係を考えてみると、そういうわけでもないなぁ。


ちなみに、この作品はケータイ文庫で連載されていたものらしい。
このややこしい話を携帯で!? 本で読むより数倍混乱しそう…。
ニックネーム 三森紘子 at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 活字・恩田陸

2007年06月03日

連綿 〜伊藤静「福助」1巻

福助


本屋で立ち読み用の小冊子を見て、興味をひかれたので買った漫画。


祖母の遺品の中から、「福助」と書かれた木箱を見つけた千晶。
中に入っていたのは、赤ん坊。
箱を開けた者に福を授けてくれる、福助という名の生き物だった。
ケガを治したり、雪を降らしたり、福を授けるために力を使うたび、少しずつ歳をとっていく福助。
彼をめぐり様々な思惑が交錯する、ファンタジック・ホラー。


…そう、帯をよく見たら「ファンタジック・ホラー」と書いてあるんですよね。
途中の展開、かなり怖かったよ。
そもそも、福助人形の顔って怖いんだよな。(この作品での「福助」は、神様めいているものの普通の人間の外見だけど、彼を祀り上げている人々は皆、いわゆる「福助人形」の頭をかぶっている)
夜の神社の階段に、福助の顔がズラーリと並んでいる情景とか、相当おどろおどろしい。


あと、後の展開がどうなるのか読めないところも、余計に怖さを助長していた。
え、そんな!? ××じゃうの? …と思ったら××てたり。
少なくとも私は、この先どうなるんだろうと思ってハラハラぞわぞわしながら読んだ。


新しい生命をはぐくみ、いつか土に還る千晶。
力を使い果たして死んでもふたたびよみがえり、誰かに福をもたらし続けていく福助。
二人の人生が交差したのはほんの一瞬のことだったのかもしれないけれど、それは終わりではないのである。
誰かに与えてばかりだった自分が、実はその誰かに幸せをもらっていたんだ、と福助が気づくシーン。
おばあちゃんになった千晶が、「私の一生は 幸せだった」と、もう見えなくなった福助に向って叫ぶシーン。
しっとりじんわり、泣けてくる。


家族もいなくて一人ぼっちだった千晶に息子が生まれて、その息子も結婚して、孫が生まれて…というのを見ていると、うちの親も、早く孫の顔を見たかったりするのかな…などと、普段思わないことを思ってしまった。ごめんよ…まだ結婚のけの字もないよ。
育児漫画や赤ちゃん漫画を読んでも子どもが欲しいなんて思ったことなかったのに、不思議な作品だ…。


「1巻」となっているけど、千晶の話はもう終わりだよな。
2巻はまた違う人たちが出てきて、違う話になるのかな?
これで作者さんが新人だというのが、真剣にすごいと思う。
ニックネーム 三森紘子 at 19:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画・は行

2007年06月02日

アニメ「おおきく振りかぶって」8話を観た。


今週は、いつもよりちょっと文句が多めです。ごめんなさい。






1話ぶんでまとめるために、端折りまくった…って感じ。
三橋母のボルボも、肉まんも、ランニング羞恥プレイ(笑)も、プロテイン争奪戦も、みんなカットか…。
しょうがないとは思う。制作側も、泣く泣くカットしたのに違いない! と思うけど…。
こういう細かいエピソードが、おお振りの面白い部分だと思うのになぁ。
うーん、いつも出来がいいだけに、今回はすこーしだけ消化不良な感がありました。



・おいわいのでんわだ
三橋の幸せな夢。
電話機持ってるみんながかわいい。
三橋母の声、「母」って感じじゃなーい!
むしろ少女だ。
こんなお母さんが、スーツ着てボルボ乗りこなしてバリバリ働いてるのかぁ…。


・栄口と三橋、登校中
やっぱり栄口は声高いな!
長くしゃべると余計にそう思う。うーん、どうしても違和感が…。
もうちょっとメリハリ利かせてくれたら、こんなに違和感感じないと思うんだけど。低いところは低くするとか…。


「え かわいい?」って言ってる栄口がかわいかった。
かわいいのは君だ! と言いたくなった。
同い年の女の子に反応するところが、ほほえましいな。


・三橋の「ウヒ」
こんな声を発しても違和感がない三橋もすごいし、自然に出せる三橋の声の人もすごいな。


・シガポの講義・瞑想編
ここも駆け足だったなー。
千代ちゃん、かわええ…。
いろいろ口々にしゃべってる西浦ナインもかわいかった。
水谷、完全に寝てたなオイ!


・田島早脱ぎ
脱ぐのも早かったけど、着るのはもっと早かった!
パンツの柄、普通だった。原作ではもっとカワイイ柄だった気が…。


・全体的に花井
花井の声の人は、花井のキャラをよく研究してらっしゃる気がする。なんとなく…。
あと、花井にしがみつく水谷とか、怒られそうになったら全部花井のせいにする水谷とか、水谷がヘタレでよい。


・榛名登場
榛名、ちょうどいい感じの俺様具合だった。
もうちょっとこう、ねちっこい感じの声になるのかなと思ってたけど、これくらいがちょうどいい!
いいなー、いかにも阿部と反りが合わなさそうで。


・カグヤン登場
カグヤンもいいなー。
青春小僧って感じだ!


・春日部の人たち登場
原作でもいつ対戦するのかまだわからないのに、普通にノーカットで出てきた。
それだったら、他のカットされた部分を代わりにやってくれたって…。
いやまあ、彼らにだってもうファンがついてるんだろうけど。


・桐青の3人登場
か、か、和さんだ。
まだぜんぜん端役扱いの頃の和さんだー。
テンションが…テンションが上がっていく…うおおー。


準さんと利央は美しかった! 特に利央は作画に気合入ってる気が。
でも、私は和さんが好きなんだよなー。
理屈じゃないんだ!


・三橋の気持ち
榛名の速い球にショックを受けつつも、ちょっと的外れだけど、自分なりにこれからも投げる決意をする三橋。
三橋は普段あんなだけど、根本のところで、したたかさを持っているなぁと思う。
絶対に譲れないものがあるということは、やっぱり強さだ。
でも、何というか、阿部…伝わってないよな(笑)


・次回予告
中坊榛名と中坊阿部かわいい〜。学ラン最高。
だって中学生だよ!? 10歳とか離れてるんだよ!?(私と) かわいくないわけがねぇ。
千代ちゃんのナレーションには毎回身悶え。



まあ、文句言いながらも楽しく観たんですけどね。
ニックネーム 三森紘子 at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | おお振りアニメ感想

2007年06月01日

最近のほん 6月1日

ちょっともう、ひとつひとつ感想書いてる気力がなくなったので、まとめてしまいました。


最近よんだほん



●おがきちか「Landreaall」10巻

い…五十四さぁーん!!
こんなところで次巻に続くなんて、殺生だ。
違うよね? 違うと言ってくれ。

ミセス・ケリーに立ち向かったイオンちゃんは、本当に立派で素敵な女の子だと思う。
フィルもすごく嬉しかっただろうな。個人的に、10年後くらいにはイオンちゃんはフィルと結婚しててほしい…(身分差とか、色々障害はあるだろうけど)
六甲も好きだけど。こっちもこっちで色んな障害がありそうだけど。

今巻のおまけはライナスだったので、嬉しかった。
若かりし頃のライナスがかわいい。
でも、15歳でのフ○チン事件は相当トラウマになっただろうな…。
新キャラが登場したり、ウールン姫が再登場したり、騒がしい巻だった。



●椎名軽穂「君に届け」4巻

おだんごアップの爽子かわいすぎる。
もう貞子の面影もないじゃん。

くるみちゃんとは和解するんだろうとは思ってたけど、それをどういうアプローチで見せるのかに興味があった。
私は爽子至上主義だったから最初はくるみちゃんのことイヤだったけど、だんだんこの子もかわいいなぁと思えてきたし、また読者にそう思わせる描き方がうまいなと思った。

それにしても風早くんはわかりやすすぎるなぁ。
誰がどう見たって…って感じなのに。何でクラスのみんな気付かないんだ。
龍がかっこよかった。
千鶴ひとすじなんだ…! でも絶対はっきり言わなきゃちづは気づかないぞー。
あと、ピンの独走っぷりに笑った。くるみちゃんが不憫すぎる…

「一人で完結してない世界は 思ってたよりもずっとずっと幸せ」等々、
今巻も素敵なセリフがてんこもりでした。



●由貴香織里「ルードヴィッヒ革命」2巻

1巻よりも面白くなってた。
1巻はまだ、どういうテンションでいくかというのを決めかねてるような感じがどこかあったけど、2巻では「この路線で」と腰が座ったのか、安定して面白い。

ドロテア(マゾの魔女…)がなんか好きなので、レギュラー化してくれて嬉しいな。
この人の絵だと、一般的な美形よりもこういうちょっとケバいギャル系とか、人相悪い三白眼とか、そういう顔の方が魅力的に見える。

「がちょう番の娘」では、オタクが出てきたので笑った。
ばりばりグリム童話の世界で、フィギュアとか同人誌とか言われると…



●辻村深月「ぼくのメジャースプーン」

諸事情あって、2回目の通読。
「罪」と「罰」について、これほど真摯に向き合って考えた小説もそうないと思う。
もし自分が同じ立場に立たされたとしたら……否が応にもその命題をつきつけられ、考え込んでしまう。答えなんてすぐには出ないし、出せないけど。

ふみちゃんがこの先すこやかな人生を歩んでくれることを、本当に本当に、心から願わずにはいられない。
でも、きっと大丈夫だと思える。
だってふみちゃんのそばには「ぼく」がいるから。
そう思うことのできるラストで、救われた。

一人でも多くの人に読んでほしい小説です。
後輩ちゃん、貸してくれてありがとう。
君がこれを持っていると知って嬉しかった。



あとは、ずいぶん前に読んだり今手元になかったりで感想がおぼろげなもの。


●河原 和音「天晴(てんせい)」「500マイル」「プラチナ・スノウ」「泣きたくなったら教えてね」「愛のために」「無敵のLOVE POWER」(時代は移り変わるんだなと思った。絵の流行りすたりはもちろん、描き文字やおまけページの使い方なんかにも流行りすたりがあるんだなぁ)


●椎名高志「絶対可憐チルドレン」9巻(相変わらず)


●鷺沢萌「葉桜の日」(昔の小説って感じだなーと思ったけど、中学の頃からずっと気になってた作品だから、読むことができてよかった)


●ガモウひろし「とっても!ラッキーマン」13〜15巻(やっぱり三兄弟が熱い!)


●中原裕(原作・神尾龍)「ラストイニング 野球しようぜ!」(廉価版。なんで巻数をつけてくれないんだ。そのうち混乱しそう)



そういえば今週から、アニメの銀魂が紅桜の話に突入しましたね。
予告編の気合の入れようとか、何となくるろ剣アニメの京都編開始の頃を思い出した。
あれは素晴らしかった。「何かが起こる…!」という予感でものすごくワクワクした。
なので、銀魂にも期待してよう。
ニックネーム 三森紘子 at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろ簡易感想