2007年12月30日

2007年に読んだ本ランキング

いよいよ年の瀬となってまいりました。
せっかく1年間、ブログという名の読書記録をつけてきたので、うちも諸々のサイト様のように2007年に読んだ本ランキングをやろうと思います。


今年このブログに感想記事を載せた本の中から選んでます。(※「今年発売された本」ではない場合もあります)
まず、漫画と活字で部門を分けました。
基本的に「一作家につき一作品」で選びました。なので作品のランキングというよりは、作家ランキングのような意味合いもあるかもしれないです。


さらに、最も多く記事を書いた「おおきく振りかぶって/ひぐちアサ」については、何というかぶっちぎり1位当確というかそれ以前の問題というか、私の心の特等席をもうずっと独占している状態で、え? 今さら何? って感じなので、今回はランキングから除外しました。
下位から発表してもったいぶるような代物でもないので、1位から順番にいこうと思います。でも順位はわりと適当なので、あまりお気になさらぬようお願いします。




それでは↓

続きを読む
ニックネーム 三森紘子 at 21:34| Comment(7) | TrackBack(1) | いろいろ簡易感想

2007年12月29日

最近のほん・他 12月29日

今日は早起きして大掃除やろうと思ってたのに撃沈。
目ざましとか、素無視で眠りこけていました。
出遅れましたがなんとか大掃除完了。いや、規模的には小掃除くらいか。
でもいつもの掃除がそうじの「そ」ぐらいまでで終わってるので、今日はよくやったほうだと自分に言い聞かす。
明日も明後日もバイトだから、この部屋は今のこの状態で新年を迎えることになります。
どうせ大みそかには帰省してお雑煮食べまくるからいいんだ。



最近よんだほん
まんがばっかり。


・よしながふみ「大奥」3巻
ものすごい。面白い。
このSF設定にこれだけの説得力があって、人の心の機微が丹念に描かれていて、なんかもうとにかく、「よしながふみすげえ」と言うしかないなぁやっぱり。
3巻ラストの「上様のお成り」には鳥肌が立った。


・高尾滋「ゴールデン・デイズ」7巻
この漫画の魅力のひとつは、画面全体から匂いたつ色気であることに間違いはないと思う。
光也・仁・慶ら男性陣の色気もだけど、じッとこちらを見つめてくる節ちゃんの醸し出す色気もすごいですな。普段おてんばだから余計に。
雑誌ではもう連載終了しているのか…。


・こがわみさき「陽だまりのピニュ」3巻
ここに書くのは初めてだけれど、こがわみさきの漫画は全部持ってます。大好き。
なんつったって女の子がかわいい。かわいすぎ。ピニュかわいすぎ。男の子もさわやか。さわやかすぎ。
描線に迷いがない感じがするのがいい。少ない線なのに表情豊か。
3巻はピニュと久慈くんが急接近でウッハウハでした。やっぱ久慈くんだよねー。出てくる男子の中でダントツでいいよねー。


・なるしまゆり「鉄壱智」4巻
鉄がでっかくなった! かっこいー!
鉄の達観ぶりは、人間としてはできすぎてる気がして、やっぱ神様に近いなぁと思う。
でも元は人間だったんだっけ? アレ、どうだっけ?
アレ? 忘れた。


・芳崎せいむ「金魚屋古書店」6巻
毎度、登場する漫画を読みたくなります。
今回も「コンプレックス」と「魁!!男塾」が読みたくなった。男塾はもう再放送やらないかなぁ。
藤子先生の「まんが道」も一度は読んでみたいです。
BLも守備範囲な斯波さんがスゴイ。





ずっと待ってた大好きなお芝居のDVDも、ようやく届いてウレシイ! 待ったなぁ…!

1229
カッ…カッコよくね!? 超カッコよくねコレ!?
マンガチックなジャケットがまたオタク心をくすぐります。


これまたものごっついカッコイイOP映像がYoutubeにアップされているので、ご興味のある方は是非。↓
http://www.youtube.com/watch?v=mYH7YLEoy5U

ジャンプ黄金世代、アニメ好き、チャンバラ好きにはたまらないのではないかと思います。
もう一度生で観たいけど、再演は無理だろうなぁ。



BUMP OF CHICKENの最新アルバムも買いました。バンプを買うの初めてです。
バンプの音楽って、もう間違いなく良いじゃないですか。良いに決まってるので逆に所有欲が湧かず、CDを1枚も持ってなかったわけですが、何年かぶりにアルバムが出たというので衝動的に買ってしまったわけです。
それで家に帰って聴いてみたら案の定良いわけですよ。ブックレットの王様の話を読みながら聴いてたらとめどなく号泣ですよ。王様が愛しい。
「会いに来たよ」って私に言ってくれたような気がして泣きましたよ。
世界に優しく響く彼らの音楽。


とか考えてたら、音楽つながりで古屋兎丸の「Marieの奏でる音楽」を読みたくなってきた。実家にあるかな。すぐ出てくるかな。



♪本当のありがとうはありがとうじゃ足りないんだ〜
ララララ〜ラ〜ヘイヘイヘ〜イエ〜♪(文字にすると途端にバカっぽくなるのはなぜ…)
ニックネーム 三森紘子 at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろ簡易感想

2007年12月28日

失いながら生きていく 〜恩田陸「まひるの月を追いかけて」

1228


文庫版が出てから買うまでに、何故かすごく間が空いてしまった。


恩田陸の書くものが好きで、文庫になったらできるだけ買うようにしているのだけど、どれもこれも全部買うというわけではないです。
たとえば「月の裏側」とか「常野シリーズ」とか本屋大賞に選ばれた「夜のピクニック」とかは、私はあまりピンとこなかった。面白くないわけじゃないんだけど、何度も読み返したいという感じではなかったのです。
まあ、これだけ多彩なジャンルを網羅している作家さんなので、やっぱり作品によって好き嫌いは出てくるんだろうなと思う。


で、この「まひるの月を追いかけて」は、「買う」と「買わない」の間のゾーンを長いことフラフラさまよっていた作品でした。何故かは不明。
図書館で借りた本を返しちゃったらもう読む本がないぞということで、ようやくこないだ購入に至りました。でも結局読む時間がそんなに取れず、図書館の本も貸出延長したのでまだ家にあるという…。


舞台は古都・奈良。
行方不明になった異母兄を探しに、兄の恋人と二人で奈良へ旅する「私」。
旅先で二転三転する事実。これは兄とその恋人との物語で、自分は脇役だと思っていたのに、実は知らぬ間にスポットライトが当たっていたことを知らされる。
一体この旅はどこに行き着くというのか。いや、そもそも終着点などあるのか。


とりあえず、読んでるうちに猛烈に奈良に行きたくなります。
奈良行きたい。大仏に圧倒されたい。近鉄に乗ればすぐ行けるのにいまだに見たことないってどういうこと。


そしてそんな非日常の地で語られる出来事は、今までうやむやにしてきた真実をまるごと暴きだそうとする。
どんでん返しの繰り返し、最高のヒキでいつも次章へ。え? え!? どういうこと!? となりながらページをめくる。


「旅は、お話なのだ。」と、この物語の語り手である静は言う。
旅の前日に憂鬱になるのは、旅が一つの虚構だから。そこで自分は、与えられた主役という役割をこなさなければならないから。
普段日常では誰か主役を演じる人の傍観者でも、旅先ではそうしてはいられない。傍観者でいることを許されない。
なら、出不精の私はひょっとして主役になることを恐れているんだろうか。


生きているかぎり、私の物語の主役は私でしかないんだけど、ふとそんなことを考えたりしました。
たぶん、「非日常」があまり好きじゃないんだろうな。
ルーティンワークがそんなに苦にならない。
だから、「日常」にいながら他人の「非日常」を楽しめる本や映画は、私にとって最高の娯楽だ。
そんな人生でもいいじゃないか。いい…ですよね?(なぜか質問調)


だから、この旅の物語もまた、最高の娯楽でありました。
「あたしたちは何かを失いながら生き長らえるのに、心は重くなる一方だ。」
という静のモノローグが印象的です。
ニックネーム 三森紘子 at 21:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 活字・恩田陸

まあとにかく読むべきだぞともお 〜小田扉「団地ともお」11巻

1228

イヤッホイ! ともおです。ともおの新刊が届きました。
いつものように、面白かったところを羅列するだけの感想になります。


間さんの、目的を達成するためにかける情熱のすごさは、私たち若い者も見習わなければならないと思った。どんなにやりかたが頓珍漢で回り道だとしても。
なにしろ、子ども会で流しソーメンをやるために「ヤキソバ魔人」という都市伝説まで作ってしまうのだから。結局子どもたちの鳥頭のほうが一枚上手だったわけだけど。
バイトのお兄ちゃんを使って裏で暗躍するときはサングラスをかけるおちゃめさも見習いたいと思う。


バイオ部部長・通称熱血とゲバ夫はなんと先輩後輩の仲でした。
ひそかに熱血が大好きだ。こいつはめちゃくちゃ面白いやつだよほんとに。いつでも(不敵な)笑みを絶やさないのがいい。
ゲバ夫先輩もいい人だなぁ。青戸さんは何気にモテる。


ともおのゲーム機をうっかり壊してしまったことを言い出せなかったじいちゃん。
その良心の呵責が、今は亡き心の中のばあさんを怒らせたんだろう。
ばあさんとの対話という形でしか素直になれないじいちゃん。いつまでも、心はばあさんと一緒に生きてるんだなぁ。
それにしてもばあさんがチャーミングでたまりません。


お金が必要な葉山さんに、一緒に拾ったお金を全部あげたり、縄張り争いをしてるとなり町のやつに見つかったとき葉山さんだけ逃がそうとしたり、ともおもときどき男気のあることをやる。
お姉ちゃんの罪をかぶってお尻ぶたれたりとか。
でもお姉ちゃんの、「いつも世話をやいてた弟に情けをかけられた」屈辱感や、だからって普段は迷惑かけられることのほうが多いんだからちょっとぐらいかばわれたってこっちのほうが損してるんだという思いとかもすごくわかる。


無人島への遭難の話は、絶対最後で夢オチか「実は想像でした」オチになると思ったのに、普通に本当にあったことだったからびっくりした。
お姉ちゃんがターザンのように飛んできて、イノシシに追いかけられてるともおの頭を足でつかんで助けるところで一番笑った。お姉ちゃんすげえ!!


根津の度胸だめし(犬のウンコにどれだけ接近できるかを競う)も笑った。根津が本気なので笑った。
がんばりがみんなの心に届いてよかったね。たとえあだ名が最低一ヶ月は「ウンコ」になったとしてもいいじゃないか。
根津は何だかんだでいつもがんばっているので応援したくなる。ちょっと調子乗りなのが玉に瑕だけど。


みんなで映画を作る話も大笑いした。
「空手1000段」の設定とか、いかにも小学生が考えそうで。


「もし電話の代わりにのろしが普及したら」という話はすごかった。
妄想力でここまで描いてしまえるのがすごい。しかもちょっといい話でまとめてるのがすごい。


辻野君がかわいい。


最後は、いつものようにこの言葉で締めくくろう。
ともお最高!



1〜8巻の感想はこちら
9巻の感想はこちら
10巻の感想はこちら
ニックネーム 三森紘子 at 19:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・た行

2007年12月25日

おお振り感想(アフタヌーン2008年2月号)

1225

皆様はどんなクリスマスをお過ごしになられたでしょうか。
私はイブはひたすら他人のためにプレゼント包装をし、女友だちと晩ごはんを食べて終了しました。
今日は新しい職場の研修でした。雰囲気は感激するほど良かったですが、覚えることが多すぎて今はめちゃくちゃ眠いです。
でもしばらく忘年会などが続いて更新できなさそうなので今日更新してしまいます。
早く更新したいんです。だって今号のアフタヌーンは(「も」?)素晴らしかったんだもの。


今号は本当に、湧き起こるさまざまな感情のために泣きました…。
そして、私は彼らのことを心底好きだ、と改めて思いました。


ネタばれ・長文ゲンミツにご注意です。



続きを読む
ニックネーム 三森紘子 at 23:29| Comment(4) | TrackBack(1) | おお振りアフタヌーン感想

2007年12月23日

ムビョーソクサイの恋 〜ヤマシタトモコ「くいもの処 明楽」

1223

これもずいぶん前に読んだやつなので、さっさと更新します。


「このBLがやばい!」というムックで、ベスト20内にランクインしたというので最近書店でよく見かけるようになった漫画。
表紙がとっても買いやすい感じだったし、そんなにたくさんの人が選んだんなら大きく外すことはないだろう、と踏んで購入しました。
私、なんだか勘違いして勝手に1位だと思ってたのですが、あとでちゃんと調べたら2位でしたね…。
1位の「是」は少し読んだことがあったので、どちらにしても今回はこれを買っていたのでしょうけど。


居酒屋「くいもの処 明楽(あきら)」を舞台にした、バイト鳥原(26)×店長明楽(32)の大人の恋愛バナシです。
最近はこういうのが流行り、というか人気作上位にきてるのかぁ、とちょっと意外。
元々ノンケの男どうしが両想いになる、というのはやっぱりファンタジー入ってると思うけど、それ以外の部分はとても地に足のついた話だ。
32歳っていうリアルな年齢にさしかかってる店長が、「今サラ新しいこと知りたかねぇ」と言ったりするのは、あーそらそうだろうなーと思った。


冒頭でいきなりババッと人がいっぱい出てきて、あれ、これはダレ? このモノローグは誰が言ってるの? と若干混乱してしまい、なかなかお話にノレず。
なので、私にとってはスロースタートな作品だった。鳥原が髪を切ったあたりから面白くなってきた。(結局見た目なのかしら…)
鳥原はスカシてるので最初はあんまり好きになれなかった。ずっと店長視点で、鳥原の心の声が聞こえなかったからでしょう。
内面が描かれ出してからは、鳥原のことも結構好きになりました。いろいろ考えすぎるところが好き。


Hシーンがそんなにエロくないのも、この場合は良かったです。(…あくまで当社比で)
めっちゃ普通に喋ってるし情緒なくて良い。これが変にやらしかったりキラキラしてたら、読めなかったかもしれない。


店の他のメンバーも、もっと出てきてほしかった。
巻末のオマケマンガを読むと、紅一点の多香子ちゃんが好きになる。かわいいなこの子。
ジャガーの白川高菜嬢を思い出す。そういえば髪型もちょっと似てるし。


同時収録の読み切り2本のほうが個人的には好きだった。
「フォギー・シーン」は、ラスト10ページぐらいが素晴らしいです。この終わり方と詩的センスはとても好みです。
「リバーサイド・ムーンライト」のブサイク受も全然イケました。いいじゃないか30歳ぽっちゃり男にときめいても。


ものすごくお気に入りになったり、この作家さんを追いかけようと思ったりとかはなかったけど、こういうBLならもっと読んでみたいなーと思いました。
ニックネーム 三森紘子 at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・か行

ラストシーンはおあずけ 〜金城一紀「映画篇」

1223

図書館の返却期限が迫ってるので、これもさっさと更新しちゃいます。


久しぶりに金城一紀の小説を読みました。
これは、タイトルのとおり映画にまつわる話を集めた短編集。
それぞれのお話は独立しているけれど、区民会館で上映される「ローマの休日」という映画を軸に、ゆるやかにつながっている。


評判がいいだけあって、あふれる金城テイストを楽しみながら読み進めたけど、「GO」やゾンビーズシリーズにはかなわないかな〜という感じだった、途中までは。
中盤までは「面白い(それなりに)」だったのが、最後の短編「愛の泉」を読んだあとには「面白い!(ものすごく)」になっていた。


おじいちゃんが亡くなって元気をなくしたおばあちゃんのために、二人の思い出の映画「ローマの休日」を大スクリーンで上映しようと、孫たちが計画を立てるお話。
孫の一人である大学二年の主人公の語り口がちょっとバカっぽい、愛すべき家族の物語。
私は「フライ、ダディ、フライ」や「SPEED」のように、何かの目的のためにがんばる話がどうやら好きなようです。


主人公とイトコのかおるは、とにかく馬が合わなくて仲が悪いのだけど(でもそれもメールで「うんこ」「死ね」とやりあうような、じゃれあってる風にしか見えない仲の悪さなのだけど)、その割にかおるは電話をかけたいときは前もって「電話していいか」とメールしてくるようなデリケートな人間だったりして、そういうエピソード一つとっても、なんて愛しい可愛い一族なんだろうと、ニコニコ笑いが止まらないのです。


本当のラストシーンはこれから。物語はひとまず終わるけど、まだ終わらない。


惜しむらくは、ここに登場する映画作品のほとんどを観たことがないということだ。
かろうじて観たと言えるのは「ローマの休日」ぐらいかな…?
真実の口のシーンや、最後の記者会見でアン王女が「ローマです」と答えるところなどが話の中に出てきて、それを観ている人と一緒になって笑ったり泣いたりすることができたので、他の映画も、知っていたらもっと感情移入して読むことができたかもしれないなと思った。


「ドラゴン怒りの鉄拳」の鳴海も好きだし、「ペイルライダー」のローライダーに乗ったおばちゃんもものすごく愛しい。


映画好きの人ならもっと楽しめそう、映画好きじゃなくても楽しめる、そして出てくる映画を観てみたくなる小説だと思います。
物語に登場するすべての人に祝福が訪れますように。
そんな気持ちになる小説でした。
ニックネーム 三森紘子 at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 活字・あ行

ひぐちアサ「おおきく振りかぶって」9巻感想その3

その2はコチラ


こんばんは。M−1グ○ンプリを観終わったので更新します。上位3組ともすごい面白かったよー。カウス師匠の笑顔に癒されるなぁ。
昨日のゆず風呂はいい香りでしたが、果汁を搾りすぎて若干ヒリヒリしました。



☆まだまだネタバレご注意☆


続きを読む
ニックネーム 三森紘子 at 21:18| Comment(4) | TrackBack(0) | おおきく振りかぶって

2007年12月22日

ひぐちアサ「おおきく振りかぶって」9巻感想その2

その1はコチラ


す、すいません、感想また終わりませんでした…
書いても書いても終わらないよ、ページが減らないよ…
コミックス1冊分はやっぱり長いよ…


いつまでもダラダラやってて申し訳ないです。
もう読まなくてもいいですよ…こんな長い駄文章…


そして今日、アフタ2月号をフライングゲットできまして色々とアワアワなってます。
これは次の機会に…


☆引き続きネタバレご注意☆



続きを読む
ニックネーム 三森紘子 at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | おおきく振りかぶって

2007年12月21日

ひぐちアサ「おおきく振りかぶって」9巻感想その1

1221
感動のあまりパソコンを前にして震える私の指(左下)


こんばんは!
昨夜は10時に寝ると宣言したとおり、9時半には床についていた三森です!
今朝念のため病院で熱を計ったら、予想外に微熱があってびっくりした三森です!(夜には平熱に戻ってました)
観念してエアコンをつけようとしたら、リモコンが壊れていた三森です!
も…もういいか。


そんなこんながあって体は若干重いですが、心は飛び立てそうに軽いです。
「おもひでぽろぽろ」の主人公のように、空へと駆け上がってゆきたい気分です。
今日は「おおきく振りかぶって」9巻の発売日。


…もー!!!
私アフタ買ってるんですよ。全部知ってるんですよ9巻の内容。
なのにどうしてこんなに興奮してるんだろう。動悸息切れが激しい。
私でこんななんだから、コミックスで初めて読まれる方の興奮度合いは一体いかばかりかと勝手に想像しております。少しうらやましい。


そんなわけで、いつものアフタ感想なみに感想を書こうとすると、ひとつの記事では収まらなさそうです(ページ数も多いし)。
この巻収録分が雑誌に掲載されてた頃はまだブログを始めてなかったので、とりあえず言いたいことがいっぱいある…。
とっとと風邪を治さなきゃいけないというのもあるので、今日いけるところまでいって、残りは後日改めて記事にしようと思います。
ではお暇な方はよろしければお付き合いくださいませ↓
☆ネタばれご注意☆



続きを読む
ニックネーム 三森紘子 at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | おおきく振りかぶって

2007年12月20日

ふたたび旅行熱 〜たかぎなおこ「ひとりたび2年生」

1220

「ひとりたび1年生」を読んで、「よ〜し、私もひとり旅いくぞ〜!」と言ってたのが約一年前。
すいませーん、それから現在に至るまで、結局どこにも行けてませーん!
夏に友人と二人で国内旅行したのが唯一旅と呼べるか…。でもあれも、旅というよりは行きたい場所がたまたま遠くにあったってだけで。
こんなことだろうと思ったよ。計画倒れっていうか計画すらも立ててないしね!


そんな私とは裏腹に、たかぎさんはひとり旅スキルを着実に積んでらっしゃるようで、1年生から2年生に進級されてます。
今回はとうとうアレに乗られたそうで。


寝台特急「北斗星」。


まさに今私が乗りたくて乗りたくてたまらないコレに! なんてタイムリーな!
ああいいな〜寝台列車。
「ハチクロ」にも出てきた。恩田陸の小説にも、女二人で寝台列車に乗るシーンが出てきた。
今度こそ実現する…はず! 一緒に行こうと約束した友人が忘れてなければ。
列車に乗るのがメインの旅でもいいじゃないか!
ふたり旅でもいいじゃないか!


その他にもたかぎさん、フェリーに乗ったり断食したり、はては沖縄でウィークリーマンションを借りて二週間滞在したりと、ますますいろんなことに挑戦されている。
そんな旅の足跡がユルイ漫画で描かれているこのシリーズは、読むだけで旅した気分にもなれるし、「私も旅したい!」という気持ちを強く起こさせるステキな紀行エッセイコミックです。


もともと旅行が大好きで、バリバリ各地を飛び回っているような人よりは、私みたいに出不精で引っ込み思案なインドア派の人間が読んだほうが共感できると思う。
たかぎさんがまさにそういう方ですから。
たかぎさんの人柄、なんか大好きだ。友だちになりたいくらいだなぁ。
一緒に旅したいです。私はビール飲めないけど。


とりあえず「寝台列車で行く北海道の旅・夏」を現実のものにするために、がんばってお金を貯めよう。
その第一歩として、いま引きかけている風邪を即治そう。
一年前、「ひとりたび1年生」の感想を書いていた頃もどうやら風邪を引いていたみたい。そういう時期なのか…
もう、風邪引いてる場合じゃないっていってるのにー!


今日はもうめちゃくちゃ早く寝ます。
10時ぐらいに寝ます。
おやすみなさい。



「ひとりたび1年生」の感想はこちら
ニックネーム 三森紘子 at 19:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・は行

2007年12月19日

何だか酷く男が羨ましくなつてしまつた。 〜原作・京極夏彦/作画・志水アキ「魍魎の匣」1巻

1219

「魍魎の匣」が漫画化ときいて、よっぽど「コミック怪」を買おうかと思案したものですが、映画化に合わせて単行本になるはずだと踏んで待っててよかったです。


京極堂シリーズの中で一番好きなのがこの「魍魎の匣」です。
冒頭とラストが素晴らしい。同じ理由で「絡新婦の理」もその次に好きです。
とはいえ、私がこの小説を読んだのは高校生の頃なので、リアルにかなりの年月が経ってしまってます。
なので、原作のイメージ自体がずいぶんおぼろげになっているうえでの感想だということを前提にお読みいただけるとうれしいです。


時代は終戦直後、ある夜一人の女学生が電車に轢かれるという事件が起こる。
偶然居合わせた刑事の木場はなりゆきで初動捜査に加わるが、その女学生――柚木加菜子に同行していた友人・楠本頼子の言うことは錯乱気味で要領を得ない。
病院へ運び込まれた加菜子の安否を気遣うなか、現れたのはそれぞれ関係者と保護者を名乗る男二人、そして加菜子の姉で元女優の柚木陽子という女性だった。
一方、三流小説家の関口巽は、出向いた編集部で久保俊公という男と出会う。


うーん…このあらすじでは、これがどういう話なのか伝わりにくい…。
作画の志水アキさんの漫画を読むのはこれが初めてなのだけど、とても達者で魅力的な絵を描く人だと思う。
そして原作に対する愛情がものすごく伝わってきます。丁寧に描いているのがわかる。
まず冒頭の、箱の中の少女の愛らしさと妖艶さに見惚れ、厳めしい外見とは裏腹に深く思索する木場の旦那の内面に心を奪われ、鳥口君のひょうきんさや敦子君の可憐さに微笑み、巨大な「箱」のように見える医学研究所のおどろおどろしさに戦慄し。


特に、頼子が憧れる少女加菜子の美しさはすごい。吸い込まれそう。
反対に頼子が激しく嫌悪する母親はとても醜く描かれていて、この対比はえげつない程です。頼子の目を通しての描かれ方だから余計なんだろう。
美しい加菜子に魅了され、自分の出自や日常の醜さを嫌い、反動のように完璧な美を加菜子に求める。
頼子の少女らしい純粋さと狂気が、絵にビシビシと表れていて怖いくらいだ。
早く表紙の陰陽師の方に憑き物おとしをやっていただきたい。


それから、私の中の関口君はもっともっさりした感じの冴えない人だったんだけど、志水版の関口君はずいぶん小奇麗で、うっかり好きになってしまいそうです。
言うほどお猿顔でもないし。え、もう全然ステキだよこれ。守備範囲だよ。
自分に自信のない関口君萌え。人と目を合わせられない関口君萌え。


そして表紙のやたらカッコいい陰陽師の方は、栄えある第1巻では1コマしか登場しません。
榎さんに至っては出番ナシ。(というかそもそもこの話に出番ちゃんとあったんだっけ?)
長いお話のほんとに最初の部分なので、しょうがないのですけどね。


というわけで、私にとっては何の不満もない出来映えのコミカライズでした。
2巻が出るのはだいぶ先になりそうなので、ここらで小説のほうも読みなおしてみようかなぁ。
どうしよう。ノベルス版と文庫版と分冊版、どれを買ったらいいんだろう。
映画はまた原作とは違うものになってるらしいので、それはそれで楽しみです。
だって主題歌が東京事変だもんね。もうそこからしてイメージがちょっと違う。
そのうち観に行きたいです。


ああ、それにしてもこの関口君は本当に良い。
ニックネーム 三森紘子 at 21:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画・ま行

2007年12月17日

今日のできごと 〜綯交編

ぐだぐだと雑記。


どうやら年明けから、ずっとやりたかった仕事に就くことができそうです。
これで安心してお正月を迎えられる…。
もうないかなぁ、諦めようかなぁと思ってたので、うれしいけどこれがほんとに現実なのかちょっと不安。
朝起きたら夢だったとかやめてくださいよ!


それに、なかなか返事をもらえなかったので。
ダメならダメでええねん。早く白黒はっきりさせてほしいねん。この宙ぶらりんな生殺し状態が一番嫌やねん。とグルグルなってました。昨日まで、まさにそれで煮詰まっておりました。
今は、この話がいつお流れになってしまうかという別の心配で頭がいっぱいです。幸せに慣れていない自分。素直に喜べばいいのに…。


ダメだったら自分をなぐさめるために部屋のエアコン解禁しようと思ってたけど、もうしばらくコタツでがんばる。
節約する。夏に旅行するためにお金貯める!
何かの理由でダメになってもくじけずがんばる!(どんだけマイナス思考なんだ…)


今週から来週にかけては、嬉し楽しイベントがいっぱいだ!
21日のおお振り9巻発売(楽しみにしすぎて感情が一回りしてしまい今は平常心)、22日の映画「魍魎の匣」公開(堤版京極堂さんに早く会いたい)、25日のアフタ発売(早売り買えるかな?)、クリスマスは…別にいいや。どうせバイトでラッピング地獄だ。
冬至だからゆず風呂もやりたいし、ずっと楽しみに待ってる某地方劇団の公演DVDも年内には届くはず。
寒くなったからって風邪ひいてる場合じゃないぞこれはー。


そういえば…おお振りDS、もう発売されてますね。
公式サイトのキャストインタビューとか見てたら、すごい面白そう…。
ま○゛いプロテインのエピソードあるんだ! みんなしゃべるんだ! うっっわー!
でも私ほんとにゲームできないからな…。クリアできる自信がない。
途中放棄しそう。そもそもDS本体持ってない。
誰かが本体プレゼントしてくれたら、思いきってソフト買うんですが。まあ、ないわな。
いつか…いつか、死ぬまでにはなんとか一度やってみたい。


インタビューで、阿部役の中村さんが、阿部以外に気になるキャラクターが「いない」って言っててすごいなと思った。
この人の阿部に対する思い入れはほんとにすごい。
前に何かのラジオに出演されてた時に好きなプロ野球チームを挙げてて、その理由が「そこのキャッチャーが阿部に似てるから」だったし。


先日、おお振りが好きすぎてどうにも気持ちを抑えられず、コミックス片手に模写をやってました。
大学ノートにシャーペンでフリーハンドで枠線引いて。写植も手書きで。
客観的にみてとても無駄な時間でしたが、普段よりじっくりと原作の絵を見たので、「みんな思ってたより鎖骨のあたりが色っぽい」「モモカンの乳はインフレを起こす」という発見があっただけでもよしとしたいです。


今日からバイト先に新しくやってきた年上のお姉さんが、漫画をよむ人だったので(しかもアフタ系)うれしい。
これからの時間でできるかぎり親睦を深めたいと思います…!



※どうでもいい追記※

今日の記事サブタイトルは「綯交ぜ(ないまぜ)」と訓読みしていただけるとありがたいです。
安堵と不安がないまぜになってる今の状態を二字熟語で表すことができずにこじつけです。
もう毎回このサブタイトル苦しいです。
やめればいいのに。
でも、二文字でそろってるとなんか気持ちいいのでついついやってしまう。

※本気でどうでもよかった追記おわり※
ニックネーム 三森紘子 at 22:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記とか

2007年12月16日

ゆけゆけ爆笑王 〜森田まさのり「べしゃり暮らし」1〜4巻

1216

まとめ買い期がまたやってきました。
なんだろう。ストレス解消?? 何かで煮詰まってるときはとにかくたくさん漫画を買いたくなる。
今まさにちょっとそういう時期なので、前々から気になってたこれを買ってしまいました。
最初に1巻だけ買って次の日2〜4巻を一気買い。だって面白かったんだもの。


かたや人を笑わせることが大好きで、ウケるためならどんなことでもやる自称「学園の爆笑王」こと上妻圭右。
かたや大阪から転校してきたネイティブ関西弁使い、元芸人の辻本潤。
二人が出会い、漫才コンビとして芸人を目指すお話です。


まず、お笑いをテーマに漫画を描くというのはちょっと考えただけでも相当大変そう。
リアルの笑いと紙媒体の笑いは違うし。スタート地点からハードルが高いことをやってるわけです。
それでもやるってことは、森田先生は相当そう〜とう〜お笑いが好きなのに違いない。
ネタに対する周りの人間の反応、爆笑したりややウケだったり、スベッたときの寒い感じとか、そういうのが丁寧に描かれてるのが好き。


上妻の天然がかわいい。ウメボシのアゴがかわいい。
父ちゃんのエピソードがすごくよかった。
いい父親だしいい息子だなぁ。父親の仕事に対する姿勢を見て、自分の笑いに対する姿勢の間違いに気づくところとか、じーんとしました。


辻本は目が好きです。
あとデジタルきんぎょの二人はカッコイイな。
「努力できる才能持っとる奴が天才やねん」という藤川さんの言葉、「俺らはおもろかったらええねん」という金本さんの言葉には重みがある。
玉木くんは予想外に出番が多いけど、このまま本気で芸人を目指し始めてくれたらすごい面白いけどどうなんだろう。


この漫画を読んでたら無性に漫才を観たくなってネットで動画を漁っていたら、最終的には陣内さんとかラーメンズのコント系に行きついてました。なんでだ。
最近はお笑い番組を全然観なくなったけど、どういう人が活躍してるんだろ? まったくわかりません。何しろあの小島よしおの顔をつい最近初めて見たぐらいだ。
昔好きだったアメリカザリガニやカウカウやシャカは今もがんばってるのかな。
ちなみに私はエンタよりオンエアバトル派です。ネタに字幕をつけるのは、良い場合もあるけど大半はせっかくのネタをつまらなくしちゃってると思う…。


ああ…いろいろ思い出してきた。
結構昔(十年前ぐらいか?)に「笑いの剣」っていう番組があって、大好きで毎週観てたんですが覚えてる人いるだろうか? っていうかあれはもしかしてローカル番組だったのかな。
吉本天然素材とかいう括りの若手芸人さん(当時)がたくさん出てて。千原兄弟とか。
その後番組で、「すんげー! ベスト10」っていうのもあった。芸人の用意したビデオがランキング形式でオンエアされて、生放送だったので時間がなくなると下位のネタはオンエアされないで終わっちゃう、というサバイバルな番組だった。
あの中で「ベタベタ同好会」っていうユニットが私すごい好きでした。ベッタッベッタ同好会♪という決めフレーズをいまだに歌えます。
今ちらっと調べてみたけど、たむけんがやってたんだなアレ! 忘れてた。
はぁ…懐かしー。もう一回観たいなぁ。めちゃめちゃ観たいなぁ。


話が大幅に逸れました。微妙にマニアック? な話題ですみませんでした…。
ともあれ、1月に出る「べしゃり暮らし」の5巻が楽しみです!
ガンバレ、きそばAT(上妻と辻本のコンビ名)!
ニックネーム 三森紘子 at 23:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画・は行

2007年12月15日

また会ひませう 〜萩野貞樹「旧かなづかひで書く日本語」

1215

旧かなづかいは好きです。理由はなんだかオシャレだし見た目に美しいから。…すごく頭の悪そうな理由ですみません。


それに可愛らしかったりする。「〜ましょう」を「〜ませう」と書いたりすると、一気にレトロな可愛さが出ませんかね。
あと、初期の椎名林檎がよく使っていたし。「何卒〜」とか最近は言わなくなったね。
林檎ちゃんに狂っていた時期はそういうのにとても憧れたものです。
古文の授業もそんな嫌いじゃなかったし、大学でもいちおう国文(中世〜近世文学)をやってた。
学んだことのほとんどは、今や忘却の彼方ですが。


そんな流れで、こんな本を読んでみました。
旧かなづかいは楽しいので皆さんどんどん使いましょう! という内容の本で、実際に奥付と巻末広告以外はすべて旧かなづかいで書かれてます。
広告部分とかはさすがにムリだったみたい。どうせなら旧かなの広告も見てみたかった。



といふ訳なので、ここからは試しに私も旧かなづかひで感想を書いてみようと思ひます。
用法とか間違つてるかもしれません。何しろ古文を勉強してたのなんて○年も前なので…間違つてゝも怒らないでくださいね…。あとやつぱりちよつと読みにくいかもです。


で、この「旧かなづかひで書く日本語」。
最初の方は上一段活用とか「こ・き・く・くる・くれ・こよ」とか、それこそ古典の授業で習つたやうな話が出てきて、懐かしくはあるけれどいかにもお勉強チツクで読み進むのに少し時間がかゝりました。
呪文のやうに唱へては覚えたなあ…。
面白く、といふかページをめくる手が早くなつてくるのは後半です。
何故かといふと、著者の萩野さんの論調がだんだんヒートアツプしてくるからです。


萩野さんは、新かなづかひ(つまり現代私たちが使ってゐるかなづかひ)がとりあへず大・大・大嫌ひらしいです。
なので、戦後に新かなづかひの使用を提唱した人たちのことが許せないやうです。
むろん国語学の専門家でいらつしやるので、やみくもに嫌ひといつてるわけではなく、ちやんとした理由がある。
読んでなるほどと納得できる箇所もあるんだけど、萩野さんの書き方があまりにも攻撃的で、そつちのほうが気になつちやいます。
もうめちやめちや筆がノツてるよ…。面白い、と言つちやうと萩野さんをバカにしてるやうに聞こえるかもだけどそんな気はなく、むしろ彼の人柄が透けて見えて好感が持てる。


この人は旧かなや舊字(「戀」とか「學」とかさういふ漢字)がないがしろにされてきたことについて、ほんとに腹を立てゝらつしやるんだなあ、といふのが伝はつてくる。
売られたケンカは買ふ気まんまんなんだらうなあ。といふか自分からケンカを売つてるなあこれは。


国語の教科書に載つていた「山月記」や「羅生門」は原文のかなづかひや漢字を改変されたものだつた、なんてことは知らなかつたし、意識すらしたことがなかつた。
「つ」を「っ」に、「ゐ」を「い」に変へる位ならまあ許せるけど(萩野さんにしてみればこれも当然許せない範疇なわけですが)、「叢」を「草むら」に、「唯」を「ただ」に変へたりするのは、確かにちよつと原作破壊な気がしないでもない。
作家はやつぱり字面や見た目のバランスも考へて言葉を選んでるんだらうし、中島敦や芥川がもし生きてたら怒るんぢやないかなと思ふ。
生きてる人なら長野まゆみとかも、ものすごく怒りさう。


最後の方に、国語問題についての論争の中での、ちよつと変はつた意見が少しだけ紹介されてゐる。
その中に、「漢字を全廃しよう!」と高らかに宣言してゐるのに、その宣言の文章に思ひつきり漢字が使はれてゐる論文があつて、ちよつと笑つてしまつた。え…これギヤグ?


英語も満足に喋れないし、他の国の言語もほとんど知らない口で言つても説得力はないけど、日本語つてとても美しい言葉だと思ふし、日本語が母国語でよかつたなあと普通に思ふ。
だから、旧かなづかひが廃れてしまつて古典文学が読めなくなる日が来るのはイヤだし、萩野さんのやうにかうやつて真剣に怒つてくれる人がゐるのは大事なことだと思ひます。


さういふ思ひも込めて今回旧かなづかひでやつてみたのですが…もう力尽きてきました。
文章を考へるのになんかすごい時間がかゝつた…。といふ訳でこの本の感想を満足に伝へられないまま終わらうとしてゐます。
でも、たまにはこんなのもいゝか。
ニックネーム 三森紘子 at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 活字・か行

2007年12月13日

裂け目 〜ジョージ朝倉「溺れるナイフ」7巻

1213

せっかくオモテ表紙とウラ表紙の絵がつながってるので、がんばって広げて撮りましたが、画質が悪いのでだからどうだってわけでもありませんでしたね。
またもやコウちゃんに翻弄の7巻です。


昔のように輝かなくなったコウちゃんにまだ引きずられている夏芽。
自分もコウちゃんももう「特別」ではなくなったんだと思っていたけど、「神さんの海」である日見つけたコウちゃんの姿は、いつか見たときのようにどうしようもなく光を放っていた。
あの頃に戻りたい、戻りたいと切望する夏芽。
でも、夏芽の悪質なファンが起こしたあの事件のときに、自身の何かが確実に「終わった」んだということをコウちゃんは感じている。


7巻でもやっぱり、コウちゃんが何考えてんのかわーかーんーなーいー!
夏芽のことを「俺の」発言するし、思わせぶりに構うし、でもそれ以上に踏み込んでこないのは、自分がもう「夏芽が好きになったコウちゃん」じゃなくなったからなんだろうか。
コウちゃんのような人とは関われないし関わりたくないな、というかそもそも出会いたくないな。
絶対相手にされないだろうに惹かれてしまい、一人で勝手に動揺したり傷ついたりして、なんかボロボロにされそうです。
こうやって漫画のキャラとして色気に悩殺されているぐらいがちょうどいい距離感だ。


反面、とてもよい感じに育っていってるのが大友です。
幼少期から思春期を経て、大人の男になっていくんだろうなぁと思わせる成長ぶりがなんとも、いいです。
「男友だちと遊ぶのが一番」だったのが、いつの間にか他のクラスの女子にモテてたり、げじ眉だったのが色気づいて綺麗に整えるようになって、それを夏芽に気づかれて大笑いされたりとか。(そういうエピソードあったと思うんだけど…いまだに前の巻を読みなおせてないのでうろ覚えです)
大友はきっといい男になるだろうね。夏芽とコウちゃんとの間のかませ犬にされそうな雰囲気ぷんぷんですが…。
だって大友は、良くも悪くもまっとうだもん。健全なにおいがする。性的なことも含めて健全な男子だ。


子ども時代の変化はほんとに著しかったなぁ、と今になって思う。
大人になると、人って3年や5年ではそう簡単には変わりませんが、十代の3年ってどんなに大きいか。
中1のときは私より背が低かった同級生に、卒業の頃には追い越されてたり。
あれ、あいつなんか急に大人びてカッコよくなってきてない? みたいな。女子でも然り。
親戚のチビッコたちも、ちょっと会わないだけでびっくりするほど成長してるしなぁ。


大友が手に貼られたバンソーコーを剥がすシーンが印象的だった。
ファンシーなバンソーコーの下から覗く生々しい傷痕…というのが何かの暗喩のようで、不穏だ。


どうしても思うのは、コウちゃんにはぜひとも、そのうっとおしい髪を切っていただきたいということです。
おでこを見せようよ! おでこを…!



6巻の感想はこちら
ニックネーム 三森紘子 at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・あ行

2007年12月12日

手を差しのべて 〜天乃タカ「本の元の穴の中」4巻

1212

明日バイト先で買ったら社割で安くなったのに…
1日ガマンすればいいのに…ガマンできなかった。
帯のところに子ども時代の元太郎さんがいたので、それを見ていたらどうしても今日のうちに持って帰りたくなって買いました。
こんなちまちました金額の差を気にせずにすむぐらいのお金持ちに、一度はなってみたいです。


いよいよ佳境に入ってきたもとあなも4巻め。
2巻で「う〜ん…?」となったものの、3巻はやっぱり面白かったので、4巻の発売が楽しみでした。
まず、元太郎さんの過去と目的がついに明らかに。
キイチの出生についてや天守の秘密、さらに「何のためにいるのかなぁ?」という感じだったハナちゃんの重大な秘密もようやく解き明かされます。
スッキリ気持ちいー! とまではいかないけど、とうとうお話が大きく動き出したぞ〜という実感が湧いてワクワクしてくる。


子ども時代の元太郎さんが起こしてしまった過ちは悲しい。
「…諦められるわけがない」
諦められるわけがない。一生をかけてもやらなければいけない、やるしかないことだと思う。
そうやって一冊の本を探し続けてきた元太郎さんが、知らされてしまった残酷な真実。


呆然とする元太郎さんの姿がおいたわしい。
立ち止まらないでほしい。ハナちゃんは今ここにこうして「生きて」いて、とても大事な存在なのだから。
ひとりぼっちの子どもをつくっちゃダメ。元太郎さんにはそれだけの力があるよ。
両手でも足らなくなった大切なものをもう二度とこぼさないように、その手を差しのべることが元太郎さんにはできる。


モリの若長としての働きは貫録たっぷりだし、キイチの素直さも相変わらず愛しい。
サメの頑なさもなんかすごく好き。この人はとにかくいつも必死なのだ。いろいろなものを独りで抱え込んで必死に自分の拠り所を護っている。もうちょっと肩の力を抜けばいいのにと思う。


天守の前長、カッコイイ!
チビッコの元太郎さん・モリ・サメと赤ん坊のキイチ、モエ!
あとモリの子どものふたごちゃんもカワイイ!


サプライズがいっぱいの4巻でしたが、どうなんだろう? そろそろ終わりに向かってクライマックスなんだろうか?
そんなに長く続きそうな感じではないので、いってもあと2、3巻、10巻より先にはいかないような気がする。
そろそろ混乱してきて雰囲気だけで読むようになり始めたので、1巻からおさらいしようと思います。



1巻の感想はこちら
2巻の感想はこちら
3巻の感想はこちら
ニックネーム 三森紘子 at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・ま行

2007年12月10日

ワッセローイのかけ声で 〜うすた京介「ピューと吹く!ジャガー オリジナルフラッシュアニメDVD1」

1210

知らない内に発売されていた。コンビニでしか取り扱ってないって何でなんだろう?
7ドリームで買えると知って、何も考えずに注文ボタンを押しました。


この1巻の内容は原作の1話から、いろいろとすっ飛ばして骨折したジャガーさんが演奏会に出るところまで。
妙にカッコいい音楽(もちろん笛を使用)とOP映像。
なんかスゴイはしょり方。展開めっちゃ早い! みんな早口! ああ…これは…これはマサルさんこと「セクシーコマンドー外伝すごいよ!!マサルさん」のノリだー!


ジャガーさんは、もっとまったり進行してほしかった…
スピーディーなのもいいんだけど、ジャガーさんはじわじわ面白さがやってくるから、個人的にはゆっくり観たかった。
せめて普通の速度で喋ってほしかった。
ドラマCD版では、映像という制約がないから、役者さんたちが自由に喋ってたもんね。だから好きだったのかも。


でも、なので声がCD版と同じなのは嬉しかった。うすた先生もまた出演してるし。
ピヨ彦かわいい! ラブ! ジャガーさんステキ! 間池留さんと父次郎の2役をうえだゆうじさんがやってたことを今さら知って死ぬほど驚いた。すげえええ…
だがなんてことだ、ハマーの出番がないじゃないか!
これはもうハマーが出てくるまで買い続けるしかない…。次の巻ぐらいで出てくれるかな?


ジャガーさん役の藤原さん(クレヨンしんちゃんの野原ひろしの人)は本当にすごいなぁ。
芸達者すぎる。ジャガーさんを完全に自分のものにしている。
ピヨ彦と初めて会ったときに、泣きながら去っていくところとか、ギター科にやってきてヘンな歌をうたうところとかが良かった。


フラッシュアニメだからなのか、なんか動きがカクカクしていてそれが笑えて笑えて仕方がない。
特にジャガーさんの演奏シーン。
あと、ピヨ彦の寝顔がかわいかった〜。


ていうかこのDVD、本編より特典映像のほうが気合い入ってない…?
「涙の教育番組ブルース」が一番面白かったよ。笛の演奏なのに全く笛を吹こうとしないジャガーさんとか。
一番「なんだこれ…」だったのが、実写映画豪華特典として作られたらしい、「もしも世の中が笛ブームだったら」というウソリポート映像だった。
「笛定食」ってなんだよ…! 本気でアホすぎて腹筋が痙攣を起こしました。
なんかノリノリの要潤…
ハマーのフナムシコートは見るだけで笑える…


なんか色々吐き出したいだけの感想でした。
これは買ったほうがいいのか、買わないほうがよかったのか、よくわからないよ…
あと何回か観たら、判断できるのではないかと思います。
ニックネーム 三森紘子 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・は行

2007年12月09日

最近のほん 12月9日

またもや実家に帰ってました。
祖母が体調を崩して入院したというのでお見舞いに。でも明日退院するらしいのでひと安心。ほんとによかった。
もっともっと労わらないとダメだなぁと思いました。
何がどうなるかわからないのが人間ですから。
ゆずを少し分けてもらったので、冬至の日にお風呂に入れるんだー。


マンションに戻ってくる道すがらにあるパン屋さんで、サンライズを4個ぐらいまとめ買いしてきた。
あそこのサンライズは生地がふんわりやわらかくてめちゃくちゃ美味しい。かじるたびに感じる幸せ。
朝ごはん用に買ったのに、ガマンできなくて晩ごはん前にひとつ食べてしまった…。し・あ・わ・せ。



最近よんだほん


・原作・小野不由美/作画・山本小鉄子「過ぎる十七の春」1巻

悩みに悩んで買ったコミカライズ本、当たりだった。
作画の山本さんの端正でフラットな絵柄がちょうどいいバランスだと思う。
強い個性があるわけでも、特別上手なわけでもないけど、描くべきことはしっかりかける漫画家さんだという印象を持ちました。
小野不由美なのでストーリーが面白いのは当然だし。
隆の豹変とか襖が開かないとか、こわすぎる…。
完結したらちゃんとした感想を書きたいです。あと、原作小説も未読なので読みたい。それから、山本さんの他のコミカライズ作品(黒祠の島とか乙一とか)も読みたい。


・中村航「リレキショ」

とりあえずデビュー作から順番に攻めることにしました、中村航。
主人公はアルバイトの面接のため履歴書を書くらしい。主人公には姉さんがいるらしい。そして主人公は生まれたときから姉さんの弟だったわけではなく、どうやら拾われたらしい。
ふわふわと正体につかみどころのない「僕」、半沢良。
姉さんや姉さんの友人と飲み、ガソリンスタンドで働き、そこにやってきたウルシバラという少女から長い長い手紙を受け取り。
文庫本の裏表紙に「青春ファンタジー」と書かれているけど、これは確かにファンタジーだ。
「あなたがここにいてほしい」とこれの2作しか読んでない私にとって、中村航はもはや「ラブレターを書かせたら天下一品」という認識です。
「あなたが〜」のほうが私は好きだったかなぁと思った。でも続編も読もう。
傘をさしたネコの灰皿をみて山崎さんが作った歌のサビ部分(?)「お・い・ら・か・さ・ネ・コ・ニャーー」がとても可愛かった。


・迫稔雄「嘘喰い」1〜5巻

弟が最近買った漫画。帰ったときはまず「なんか新しい漫画買った?」と聞くようにしています。
嘘喰いと呼ばれる伝説のギャンブラー・斑目獏が主人公のギャンブル漫画。
願わくはこんな世界に一生身を置かずに過ごしたいけど、ハタから見てるぶんにはもうめちゃめちゃ面白い。
「荒木飛呂彦絶賛」の帯は伊達じゃない! ほんとに面白い!!!
作品世界に没頭です。
まだ5巻しかないなんてやだ! 20巻分ぐらいまとめ読みしたい。
6巻早く! 早く! ←と思ったら12月中に出るみたい。やったー!
賭郎立会人の夜行さんがすっっっごく好き。



というわけで、今は読み終わったばかりの「嘘喰い」にどっぷりです。はぁ…なんで夜行さんはあんなにかっこいいんだろう…。
ああいう漫画って、その世界に入りこませてしまう吸引力がほんとにすごいよなぁ。
「嘘喰い」の情報を求めてヤンジャンのサイトをさまよっていたら、これまた三浦しをん原作の「風が強く吹いている」の1〜3話が立ち読みできたので読んでみた。
結構面白くなりそうなので、コミックスが出たら買おう!
ていうか、「終末のフール」も漫画化されてたのか…。最近多いな〜。


本当は全部独立した記事で感想を書きたいのだけど…やっぱり全部は無理のようです。物理的にも精神的にも。
「その作品について書くことがたくさんある」のと「その作品が面白い」のとは、必ずしも比例しないものなのか。
ニックネーム 三森紘子 at 22:56| Comment(2) | TrackBack(0) | いろいろ簡易感想

2007年12月07日

悪いのは全部君 〜佐藤友哉「世界の終わりの終わり」

1207

気分がとても沈みました。
でも、やめられないんだよなー、佐藤友哉を読むの。


夢が叶って小説家になった主人公。
だが、著作は思うように売れず、出版社からもう本は出せないと言われ、脳内妹と戯れながら北海道で鬱々と過ごす主人公。
これは「1000の小説とバックベアード」以上に、「佐藤友哉=主人公」という意識で読むしかないような話だ。
私小説、という括りでいいのでしょう。自伝ではないのですべて事実というわけではないだろうけど。


小説家になったため、自分の生きてる世界を物語的、小説的にしか見ることのできなくなった主人公が描かれています。
まあ、実際、小説なんだけど。
暗闇から抜けだそうとして、「線路を壊す」という暴挙に出、それによって現状を打開するはずが、予想に反して丈夫だった線路はびくともしなくて、「空気読めよ!」って主人公が叫ぶところが面白かった。


上京しても小説は書けない、貯金ばかりが減っていき、ひととき心を通わせた少女も自殺、アルコールに溺れ廃人のようになった主人公は浮上することができるのか?
浮上する。
自分の声ばかりを聞いていた主人公は、今わの際になって初めて本当の意味で他者の声を聞く。


実はとても前向きなタイトルなのである。
「世界の終わり」が終わるということは、すなわち始まるということだから。
ラスト1行の希望のために、この小説は存在する……わけではないのだろう、でもたぶん。
佐藤友哉が書きたかったのは、やっぱり鬱屈と絶望と、「お前ら全員見返してやる!」という復讐心の部分なんだと思う。
溢れ出す自意識の奔流。
痛かろうがなんだろうが、これがないと佐藤友哉とは言えない。


インタビュー記事をちらっと読んだところによると、単行本化にあたり、結構書き直しがされたみたい。
てことは、雑誌掲載時はこれ以上に痛かったということで……読んでみたかった。
そして沈みたかった。何だかんだでこの人の小説を読むのをやめられないのは、根底に同族嫌悪みたいなものがあるんだと思う。
自分を見てるようで嫌で、同時に愛おしいといったような。
だから人に勧めようとは思わないのかしら。


またそろそろミステリも書いてほしい。もちろん講談社で!
やけに饒舌な登場人物が出てきて、そんで最終章で、今までの認識が逆転するようなやつ。
待ってます。


ところで、上京してから主人公が書いた小説のタイトル「ザクロ10000000000%」が妙にツボに入りました。倍増しすぎだろ。
ニックネーム 三森紘子 at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 活字・さ行

枯れ木に花を咲かせよう 〜空知英秋「銀魂」21巻

1206

表紙はお通ちゃん。前巻(星海坊主)の渋さとはえらい違いですね。
着物ミニスカかわいい。こういう和洋ミックス大好きだ。


銀魂に泣かされるとは…
いや、実際これまでもこの作品には結構泣かされている。
紅桜とか沖田の姉さんとか長谷川とか伊東とかいろいろと。
でも、パッと見この漫画でそんな泣くとは思わないじゃないですか。
だからいつも、ふいうちでやられる。


竜宮城編は、ラストが素晴らしすぎました…。
なんてなんて綺麗な笑顔。花のような笑顔。
この顔を見るためのこの話だったんじゃないだろうか。
見るたびに涙のにじむ名シーン。
ああ、美しい魂を持ちたいなぁ…


じいさん化した銀さんと桂も、見慣れるうちに可愛くなってきた。
この人たちはどんなに老いてヨボヨボになってもこうなんだろうな、曲がらずに折れずに、まっすぐ歩いてるんだろうな、というのがわかって嬉しかった。
元気な年寄りががんばる話は好きです。こっちも元気をもらえるし。
あと、ばあさん化した九兵衛がとても可愛かった。


「スカウターがぶっ壊れて測定不能」とか、お約束もやってくれたのでよかった。
だいたい亀の甲羅からして、見るからにあのメガヒット漫画のアレだもの。


そして機械家政婦たまちゃん再登場!
よかった…その後幸せに暮らしてるんだなぁ…ほんとによかった。
基本的に他人をほっとけない銀さんがイカしてる。
銀さんといえば、今巻の扉絵の銀さんはめちゃめちゃカッコよくて惚れなおしました。第百八十一訓とか! 百八十四訓とか! かーっこいーい!!


末長く続き、いいカンジで終わってほしい銀魂ですが、連載開始時からの担当だった大西さんが、柊あおい好きのスポーツマン齊藤さんに代わられたそうで。
なんだか寂しい気もするなぁ。新しい担当先(よりによってワンピース)でもがんばってください大西さん。


今日は(もう昨日だ…)銀魂コミックスを読んだあとに銀魂アニメを観るという銀魂づくしの日でした。
今はハードボイルドの話をやってるとこだ。小銭形の声が渋くていい。ハードボイルドォォ!
ED映像のみんなが上半身裸になってるやつ、あれはサービスカットというよりはウケ狙いだよな…? 特に後半。
マダオのトランクス一丁な姿が似合いすぎで一番好き。


最後は銀魂と関係ない話だけど、コミックス挟みこみのチラシにジャガー実写映画の記事が載ってた。
要潤のジャガーさんを見るのは今回が初めてです。端正な顔のジャガーさん…! 思ったより違和感がない。
ピヨ彦も爽やかでよろしい。
ハマーはおぎやはぎの小木さんか! 最高ー! 黒装束姿を見ただけで笑ってしまった。
果てしなくB級の匂いがするけど、ものすごく観てみたいぞ。



1〜16巻の感想はこちら
17巻の感想はこちら
18巻の感想はこちら
19巻の感想はこちら
20巻の感想はこちら
ニックネーム 三森紘子 at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・か行

2007年12月05日

阿部兄弟選択バトンに答えてみた。

最近お世話になりっぱなしです小梅さんから回していただきました。遅くなりました!
おお振りの阿部兄弟と一緒に暮らしちゃおうぜ☆というスゴイバトンです!
このバトンに答えるため、ここ数日のあいだ「阿部が自分の兄だったら」と真剣に想像していたのですが、何だか真剣にときめいてきました…これはヤバイ…
こういうバトンは我に返ったら負けだと思うので、妄想全開でいこうと思います。ご注意!


それでは↓



続きを読む
ニックネーム 三森紘子 at 21:42| Comment(2) | TrackBack(0) | おおきく振りかぶって

2007年12月04日

今日のできごと 〜短丈編

土鍋でごはんを
Before
炊いてみた!


なかなかうまく炊けたのでびっくり。思ったよりおこげはできませんでしたが。今度は火にかける時間を調節してみよう。
やっぱり一度冷凍したごはんはあんまりおいしくないので、これだと手軽に一食ぶんの炊きたてごはんを楽しめていいですね!
一合って、ちょっと多いけど。おなかがいっぱいだー。


話は変わりますが、この歳になって年配の人に本を買ってもらうということをしました。
なんか子どもの頃に戻った気分だ…。
でも「何でも好きなの選びなさい」と言われるとかえって遠慮してしまい、結局「7日間着回しコーディネート☆」とかいう記事が載っているようなお安めのファッション雑誌を買ってもらいました。
まさか「マキバオー全巻!!」(←いま最も大人買いしたい漫画)と言えるような親しい間柄でもなかったので。


その雑誌をペラペラめくってたら久々に女子モードに突入したので、ずっと躊躇してたショートパンツを購入してみた。
短い丈は自分に似合わないという思いこみもあるし、スカートでもパンツでも、膝上丈って高校の制服以来ほとんど穿いてなかったので、けっこうな挑戦でもありました。
アレでしょ? これにカラータイツを合わせるのが今年風なんでしょ? よく知らないけど、というわけで手持ちの黒タイツをその下に穿き(カラーじゃねえ…)。
ブーティなぞというオサレな旬アイテムは持ってないので、パンプスっぽいヒール靴を合わせて外へと繰り出しました、ら。



…さ、寒い!!
まじで寒い!!
とにかく脚、寒い!!




ファッション性より、防寒性!
今日ほど身にしみたことはない。
やっぱ、ダメでした! 気持ち的にもう若くないですから。ちょっと薄着するとすぐにお腹壊してしまうような弱弱しい体ですから。


しかも今日は寒気の影響で急に冷え込みますよという予報だったらしい。
完全に間違えた。ちょっとがんばろうとするとこれだ。


次はせめてブーツと合わせよう…。
そして厚手のタイツを買ってこよう…。
冷え性の人間にはつらい季節となってまいりました。



たまにはこんなアホ日記も…ゆるしてください。
佐藤友哉の新刊を読んでいたら気分がどんどん沈んできました。でも読んじゃう。
バトン、今答えてますのでもう少しだけお待ちください…!


After
ごちそうさまでした
ニックネーム 三森紘子 at 22:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記とか

2007年12月02日

ふたたび、いただいてしまった。

いつもお世話になってます、まさとさん&小梅さんが運営してらっしゃる期間限定携帯サイト「crybaby」で、わたくし先日キリ番を踏ませていただきまして。
マニアックに「ルリちゃんにドギマギしている栄口」というお題でリクエストをさせていただきました。ええもう完全に趣味です。


そしてさっそく小梅さんから、ステキすぎるイラストを頂戴しちゃいましたので、こちらにも展示します!
ていうか、自慢したいだけ(笑)うふふふふ(気色悪い)
ではどうぞ!

















小梅様より頂きました(修正版).jpg




何だこのかわいい二人はぁ――!!


栄口がドギマギしてる! 目が泳いでる! ぱんだぐみ! 好きだー!
ああそしてルリちゃんかわいい自覚のないルリちゃんかわいい…!
身長差もこのくらいですよねぇ…! うは〜イイ! イイぞ!! モエモエ!!
はぁはぁ。←ちょっと落ち着いた


栄口は別に女の子としゃべるのが特別苦手なわけではないけど、「中学のとき三橋と一緒に住んでた」っていう前情報があるから妙に意識しちゃって、しかもルリちゃんかわいいからさらにドキドキ、みたいなそんな感じだといいと思います。
そんで桐青戦のあと、三橋以外の誰かと「あの子けっこうかわいかったよなぁ」みたいなこと話しててほしいです。「三橋とどういう関係だろ?」「いや、たぶんイトコだと思うよー」みたいな。ふふふ妄想するのはタダだから許してください。


小梅さん、ワガママきいてくださり本当にありがとうございました!!
色鉛筆の優しい色合いが絵柄にピッタリで、大好きです。
大事にしますm(__)m



☆追記☆



後日、修正版イラストを改めて頂戴しましたので、上の画像を差し替えさせていただきました。
ルリちゃんがさらに可愛いことになっている…!!

前の絵も好きだったので、引き続き展示しておきます↓






☆追記おわり☆



折角の機会なので、ここからはくだらない栄口語りでもしようかと思います。
イヤイヤ、栄口はくだらなくなど断じてない! くだらないのは私の語りです。ほんとにくだらない。


続きを読む
ニックネーム 三森紘子 at 22:23| Comment(3) | TrackBack(0) | いただきもの

最近のほん 12月2日

今日は一日予定がなかったのでブログの更新をしまくろうと思ってましたが、なかなかそうはいかないものです。
時間がたくさんあるからって記事をたくさん書けるわけではないのだな…
こないだ弟が、某動画サイトの動画をPCにダウンロードできるようにしてくれたので、それを観てばかりいました。しばらく封印してたのに…! ああまた止まらなくなる。
おお振りMADはどれもこれも素晴らしいものばかりでため息のつきどおしです。プロでしょ? 皆さんプロですよね?




最近よんだほん


・おがきちか「Landreaall」11巻
買ったお店でポストカードをもらいました。やった♪
五十四さ――ん!! よかった…よかったよう!
隅々まで作りこまれた世界観、印象的な台詞群、などがこの作品の最も魅力的な部分だと思います。
その次がDXのカッコ良さかな。でもそんな私は六甲派。


・田村由美「7SEEDS」8〜9巻
なんだか実家に電話とかかけたくなる。
大事な人のところへ行って、好きだよーっと言いたくなる。
ああ、甲子園!


・中村光「荒川アンダーザブリッジ」6巻
ひ、表紙すげえ!
マリアさん、いや、マリア様! いやいや女王様!
あーもう素敵すぎますマリアさん。そのおみ足で踏まれるならそれでもいい。シスターとのバトルカッコよすぎる。
燃え尽きても緑色な村長も最高!


・東野圭吾「魔球」
単独記事で感想書こうと思ってたのに、読んだの前すぎてもうムリだ…
高校球児が殺害されるという、勘弁してくれよな内容だけど、東野圭吾なので上手さは折り紙付きだし、ぐいぐい読ませます。
悲しい真相に泣く。ラストの一節、そして天才投手須田武志の生涯を思うと祈らずにはいられません。



以下、漫画喫茶で。


・よしながふみ「きのう何食べた?」1巻
文句なし! やっぱよしながふみはいい〜。
ごはん作って食べて生活してるだけの漫画なのに、こんなに面白くてこんなに幸せだ。
漫画や小説に食事シーンが出てくると、この人たち毎日生きてるんだなー、地に足ついてるなー、と思ってうれしくなります。
よしながさんは特に、いつも食事シーンをきっちりと描いてくださる印象があるので好きだ。
筧さんを見習って私も料理しよう! と奮い立ったのはいいけれどメニューはカレーでした。…運動部の合宿レベルだよ…


・大須賀めぐみ/伊坂幸太郎「魔王」1巻
伊坂幸太郎の小説のコミカライズ。ジュブナイルリミックスということで、話は少年誌向けにだいぶアレンジされています。
というか少年誌向けなのだろうかこの話…。結構怖いんだけど。
「グラスホッパー」に出てきた鯨も登場してて、蝉も出てくるみたいなので、伊坂ファンには嬉しい作りかなぁ。
原作と比べてどうかという話はおいといて、これはこれでなかなか面白いです。絵も迫力あるし。
買いはしないけど、続きも読んでみようと思った。


・つの丸「たいようのマキバオー」2巻
文太が声を殺して泣くシーンでもらい泣きしてしまった…
自分に与えられた役割を果たすため、笑顔で客を喜ばせる文太。
だけど本当は勝ちたい、勝って、勝ったことで皆の声援を浴びたい。
文太も、文太の気持ちがわかるハヤトもつらいな。


・つの丸「みどりのマキバオー」13〜16巻(完結)
ワールドカップ編はなんだかトンデモ展開になってきてるけど、熱さは相変わらずだった。
くそう…! みんなカッコイイ!!
馬たちがピークを過ぎた後のことも描いていて、新しい世代の成長を見守りつつ、それでも挑戦し続けることの素晴らしさを見事に描ききってくれたと思います。連載終了が編集部の意向なのか作者本人の意向なのか、そのへんは知らないけれど。
紛れもない名作です。ありがとう!!
それにしても、ワイルドになって帰ってきたベアナックルが面白すぎる! ワイルドというか、ワールドというか…
ぶっさいくだなぁ! でもそこがいい!


・ヤングジャンプ
「リアル」の続きが気になって読みました。
戸川よかった〜! 安田監督、あとんす!


…これで大体、読了本の感想は消化できたかな?
そういや、伊坂幸太郎の新刊もこないだ出てた! あらすじ読んだだけでもむちゃくちゃ面白そうだ〜。
よし……図書館待ちだ!(だってハードカバーなんだもん)
ニックネーム 三森紘子 at 21:15| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろ簡易感想

夢見るバトルヒーロー 〜美川べるの「超空転神トランセイザー」1〜2巻

1202

こないだ実家に帰ったときに1巻も読み返したので、まとめて感想です。


ミカベルさんにしてはわりとシリアスに描かれた、正統派特撮ヒーロー物。
あくまでも「ミカベルさんにしては」なので、お笑い要素も多々あって毎度のごとく笑い転げながら読めます。


中二にもなって魔法少女アニメが大好きで、変身ヒロインに憧れている主人公・篠原心愛(ここあ)。
ある日突然心愛の前に現れたのは、チーポと名乗るウサギ型の聖幻獣。
彼によるとこの世界は魔幻獣の手によって危機にさらされており、トランスウィザードとなって世界を救うことができるのは心愛だけなのだという。
戸惑いながらも、心のままに呪文を唱えた心愛の体は変身を遂げる。
現れたその姿は、変身魔女っ娘…ではなく、バリバリ特撮系変身スーツヒーロー、「超空転神トランセイザー」だった!


…というすごい出オチから始まって、この出オチだけでも相当笑えるのですが、そんなのは始まりにすぎないのです。
バトルスーツは元に戻らないし(戦いが済んでも家に帰って着替えるまでその格好のまま)、チーポ君は35歳時給計算の労働者という嫌にリアルな設定だし。
このマンガにおける最強キャラは間違いなくチーポ君でしょう。カワイイ姿してやりたい放題だ。
チーポの上司のニコも、人型のときは猫耳+メガネがあざとすぎてあんまり好きじゃないけど、ネコ型のときはめちゃめちゃカワイイ。


美少女戦士だと思ってたら、実際はクウガとか電王だった、みたいな感じで(昨今のライダー事情は詳しくありませんが)、最初は嫌々闘っていた心愛も、だんだんヒーローとしての自覚が出てきたところで、話はクライマックスへと移行しそうです。
3巻で完結らしいので、このままシリアスモードで続くのかな。
この人のギャグが好きなのでギャグ成分多いほうがうれしいのだけど。
「今時 ランバダの助」のネーミングセンスとか相当だよ!? ハラ痛い。


そしてこの漫画、何故か「日本ブレイク工業」の人が作った主題歌まであります。
フラッシュ映像もあって、チーポ君がステキにぶっ飛ばされていて面白い。
歌のほうも、うっかり覚えてしまいそうなキャッチーさで、良いです。今もイントロが頭の中から離れない…
ニックネーム 三森紘子 at 01:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画・た行

2007年12月01日

おめでとう、小林真くん 〜森絵都「カラフル」

1201

今日から師走! 早いっす。もう今年も終わりなんてめちゃめちゃ早いっす。
いつまでこたつと湯たんぽだけでいけるかなぁー。雪が降ったらさすがにもうだめだ。



森絵都の代表作とも呼ぶべきこの作品を今まで読んだことがなかった。
後輩くんが最近買って読んだというので、貸してもらいました。
彼と話すことでいつも若さを補給させていただいてるので、なんというかお姉さんは大助かりです。


一気読みだった! これは一気読みできてよかった。


死んでさまよっていた「ぼく」の魂の前に現れた天使が言う。「あなたは抽選に当たりました」
なんでも「ぼく」は生前大きなあやまちを犯して死んだらしい。普通そういう魂は輪廻のサイクルから外され、生まれ変わることができないのだが、抽選に当たったおかげで再挑戦のチャンスを得たのだという。
誰かの体を一定期間借りて過ごし、自分の犯した罪を思い出すことができれば、ふたたび生まれ変わることができると言われ、「ぼく」は自殺した中学生の少年・小林真の体を借りて現世へと戻る。
平凡であたたかいように見えた真の家族は、いろいろと問題があるようで。
真になった「ぼく」は、周りとうまくやっていけるのか? 自分の罪を思い出し、生まれ変わることができるのか?


軽い文体ですいすい読めるのだが、主人公はいきなり死んでるし、真もしょっぱなから自殺しちゃってるし、テーマは重めでちょっと気分が沈む。
でもだからこそ、後半の展開は感動的。
淀んで濁っていた色が、徐々にさあっと鮮やかな極彩色へ変わっていくよう。
なんてこと! この気持ち良さときたらどうよ!
タイトルの意味にも今さらながら気づきます。


「人は自分でも気づかないところで、だれかを救ったり苦しめたりしている。」
そうなんだろうなぁ。
物ごとにはいろんな面があって、くまなく見ることができればどんなにいいかと思うけど、人間には限界がある。それでいいのかもしれないとも思う。
気づこうとして、注意したり考えたりすることこそが大事なんだろう。なかなかうまくできないけれど。


ラストがまたすっごくいい。
最高潮に盛り上がったところでプツッと終わる。
一番いいとこでエンドロールだから、そりゃもう観客はスタンディングオベーションですよ。うまいなぁ。森絵都はほんとに終わらせ方がうまいなぁ。


今は、唱子と一緒にこう言いたい気持ちでいっぱいです。
「おめでとう、小林真くん」と。
ニックネーム 三森紘子 at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 活字・か行