
光の反射で、ちょうど左の人に後光が射してるように写ったので、そのままup。
中村光の新作だもの、買わいでか! と、発売日に購入したのですが、想像以上の良さに、何度も読み返しています。
世紀末を無事に乗り越えたブッダとイエス、聖人二人が主人公。
彼らは下界の東京立川でアパートをシェアし、バカンスを過ごしている…Tシャツにジーンズ姿で。
これ、第一話をモーニング2で読んだときには、「ああ…一発ネタって感じ」という感想を抱きました。
それがこうして一冊通して読んでみれば、一発どころじゃない、出るわ出るわ、聖人ネタ!
さすが世界的に有名な聖人二人、ネタの宝庫だなぁ!
もちろんこれらのネタを鮮やかに料理してみせる中村氏の力量も、紛れもなく優れていると思う。ああやっぱりサイン会行きたかったなぁ。
徳の高いことを言うと後光が射したり、怒ると「仏の顔カウントダウン(三度まで)」が始まったり、100円玉が返ってこないタイプのコインロッカーに落ち込むほど倹約家なわりに、時には手塚治虫の「ブッダ」を衝動買いしちゃう、目覚めた人・ブッダ。
ガマンすると聖痕から血を流したり、うっかり石をパンに、水を葡萄酒に変えちゃったり、ジョニーデップに似てると言われて喜んだり、浴衣の代わりに新撰組の衣装を着て祭りに行きたがったりする、神の子・イエス。
そのギャグセンス(特にページをまたいだヒキから生まれる面白さは素晴らしい)が大好きなんだけど、この漫画の良さはそれだけじゃない。
ここ何年か流行りの、キャラもの絵本になんとなく似たものを感じる。
リ○ックマとかこ○ぱんとか、モ○クロブーとか、大人が読んで癒されるための絵本(…で、合ってるのかな?)。
ああいうのを読んだときに生まれる、なんとも微笑ましい笑いが「聖☆おにいさん」にもある気がします。
やっぱり聖人だからブッダもイエスも性根が穏やかなんだよな。怒られたり仲違いもするけど、基本的に二人はとても仲良しです。
ディ○ニーランドみたいなとこで、頭に耳付きカチューシャつけて手をつないでナイトパレードを見てる二人の後ろ姿ってば、めちゃくちゃ可愛らしい。
ああそうか、ギャグマンガなのに殺伐としてないんだ。
帯にある「ぬくぬくコメディ」というキャッチコピーが、あまりにもピッタリすぎます。
(ビールを飲んで)「この一杯のために苦行してる」とか、
「なんで芸術家の皆さんってたいてい 私の一番太ってた状態を選ぶのかなあ!」「もっと生き生きと描いてほしいんだよねえ!」とか、
「久しぶりだよ……この裏切られた感… ユダ級……このがっかり感本当ユダぶりだよ……」とか、
彼らのいやに所帯じみた下界ライフに笑わされるとともに、穏やかな笑顔に救われます。さすが聖人。
改めて中村光氏の才能というものを見せつけられた思いです。
いいなぁ、コレ、本当に。









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